今、ウインナーが大きく変わろうとしています。あの「禁じ手」が解禁になるそうなんです。
まずはウインナーの「禁じ手」解禁とはどういう話なのか。日本ハムの比恵島裕美さんのお話です。
★ウインナーの禁じ手を解禁した日本ハム◆日本ハム 比恵島裕美さん:「私たち日本ハムの「シャウエッセン」では、これまで一貫してボイル調理を推奨してたんですが、この度35年目にして初めてレンジ調理を解禁しました。手のひらを返させて頂きました。弊社にお客様から電子レンジ調理に関してお問い合わせをここ10年で約3倍以上に頂いていた実態に加えて、単身者や共働き世帯の増加から時短ニーズが非常に増えているというところから解禁に踏み切っています。今回、商品自体の製造工程をかえたという事はなく、調理ニーズに応じてレンジもできますという発信をしております。何を持って「シャウエッセン」かというところでパリッとした美味しさに全力を尽くしていたので、それをメーカーとしてはオススメすべきって事でボイル調理をオススメしていたのですが、そういうせめぎ合いの中、ただやっぱりお客様のニーズが高かったことから、今回踏み切った状況です。」今までウインナーのレンジ調理は皮が破裂する恐れがある事から、レンジはバツ、禁止が基本でした。ただ日本ハムでは時間の短縮でレンジ調理したい声が高まったため、皮が破裂せずレンジ調理は可能か何百回もテストを重ね、何ワット何分なら何本ならOKって事を袋に書いて解禁したって話なんです。
シャウエッセンでは、普通のシャウエッセンと新発売した辛いチョリソー味で2月から注意書きを始めていて、レンジ調理だと中のうまみと脂が外に出ないので濃厚に食べられるメリットもあるそう。
ただ、このレンジ解禁の動き、決して日本ハムだけじゃないんです。こちらも大手プリマハムの長澤貴章さんに聞きました。

レンジは多くの世帯が持ってる調理機器だけに、これからはレンジに対応しない手はないという事で、プリマハムでも、主力商品の香薫あらびきポークをレンジ対応のトレーに入れて、そのままレンジにかけられる新しい商品をこの春から発売するそうです。「皿に移しかえずトレーのままOK」というのが特徴で、家でひとり晩酌する際のおつまみとしても簡単に調理できることから、そういった層にもピッタリだとおっしゃっていました。
★街の声は焼く?煮る?チンする?こうしてレンジ調理の解禁によっていま新たな盛り上がりをみせてきているウインナー業界ですが、そもそも街のみなさんはウインナーの調理はどうしているのか、みなさん「焼く」のか「ボイル」するのか、はたまた「チン」なのか、3択で聞いてみました。
●「レンジでチン派です。簡単ですし、別にお湯とかも沸かさなくて済むし、押すだけなので。」●「焦げた感じが好きなので焼く派です。子供が大きくなってお弁当も作る機会がない。なので普段食べるのでレンジでチンはあんまり。」●「ボイル派です。チーズフォンデュとかでボイルしたの食べるとうまみが出ている感じがして、おいしいので。チンするなんて聞いたことないです。」●「ボイル派です。時短のために前からチンしていたというチン派も少数ながらいました。一方で、チンは怖いなど慎重な声も多く、時間をかけても焦げ目をつけたくて焼いたり、目に見えるのでゆでた方が良いボイル派が大勢でした。
こうした中、焼くでも、ボイルでも、チンでもない、第4のウインナーで勝負に出る動きもあるんです。米久の朝比奈裕美さんのお話です。
★米久は「温めないウインナー」!

ウインナーといえば、鍋でボイルする、フライパンで焼く、レンジでチンするの3択ですが、そのどれでもなく、そのまま食べるのが一番という「温めないウインナー」だそうです。

◆2月27日放送分より 番組名:「森本毅郎 スタンバイ!」内「現場にアタック」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190227063000