TBSラジオ「宇賀なつみ BATON」は、毎週金曜日 21:00から放送。
番組が始まって、早1ヶ月が経ちました!
オープニングトークでは「意外と写真撮られるの苦手なんです」
なんて宇賀さんのお話もありましたが、ご安心ください。
今後もスタッフ、宇賀さんのショット載せていきます!(笑)
ということで、ちょっと時期は前後しますが宇賀さんのスタジオ入りの様子♪
さて、今回のゲストはフィルムの現像所から始まり、全国への出張撮影も行う「株式会社東京プロカラーラボ」の代表取締役社長・齋藤茂さん。

1966年に、結婚式や七五三、成人式などの写真を現像する会社としてお父様が設立。
そこから齋藤さんが2代目として引き継がれたんですが、時代はちょうどアナログからデジタルへの転換期。
現像だけにとどまらず、写真を撮影する方にも進出し、現在では成人式の前撮り出張撮影REVOで成功されています。
お父様は、写真がモノクロからカラーになる時代にカラー写真の先駆者と呼ばれる師匠につき、現像の技術を教える先生として活躍されていたそう。
「人生をかけてもいい」と誇りを持ってプリントの仕事をされていたがゆえに、「新しい時代の波に乗らなくては」という2代目の齋藤さんのやり方と合わず時にバチバチやりあうこともあったとか…。
しかし、デジタル化が進む中でフィルムがいらない → 現像がいらない → こだわりがなければプロの現像じゃなくて自分たちでできちゃう!そんな流れが生まれ、どんどん会社の経営は右肩下がり…。
一時は、会社の売り上げが一気になくなってしまうというピンチも。

そこで思い立ったのが、振袖の呉服屋さんの下請けとして出張撮影することでした。
いざ、風下から風上へ!
自分たちで撮ろうと決意されたわけなんです。
それまで成人式の前撮りというのは、従来のポージングと従来の撮影方法で誰がとっても一律のような雰囲気でした。
(なんとなくみなさんも思い当たりませんか??)
そんなやり方を崩し、まるでファッション誌のような感覚で撮ろうと、チャレンジされたんです!
齋藤さんご自身がカメラを握り、撮影した写真は少しずつ反響を呼び、瞬く間に人気に!
ですが最初はうまくいったのに、次第に売れなくなってしまったといいます。
そこで消費者目線になり、「どんな写真がいいのか?」
とまた一から考え直した時、浮かんだアイディア。
それが、成人式の家族の1人1人のドラマを撮影しようという心がけでした。
会話をして仲良くなり、記念日をお祝いをする気持ちを全面に出した撮影で、また人気を博したわけなんです。
実際スタジオでは写真撮影の様子を見て盛り上がりました!
そんな齋藤さんが、経営者として大切にしていることが2つあるんだそうです。
1つは、「(値段を)負けろ」は禁止!
一時的なコストダウンで何ができるのか?
それよりも、適正な価格にすることで、お互いどうやっていい仕事ができるのかを考えたい。
それが齋藤さんのポリシーなんですね。

2つめは…?
そして、そんな仕事に情熱を捧げる齋藤さんが、これからチャレンジしたいこと。
それは、成人式や撮影を諦められることの多い障がいを抱えている方々にも、撮影を楽しんでいただくこと。
スタジオではこちらの動画を見て、宇賀さんもそのキュートな笑顔に「記念日の写真っていいですね」とつられて笑顔♪
最後に、齋藤さんのバトンな一言とは・・・
「熱意と、輪づくり」

仕事というのは、同じことを同じ能力の人がやれば、結果は同じはず。
でも、ここに「熱意」が加わると、ゴールが違ってくる。
やはり熱意があれば数倍いいものになると齋藤さんはおっしゃいます。
また、一人で仕事はできないもの。
熱意を持つと、仲間の輪ができてくるんだそうです。
またその輪が輪を呼び、強固になる。
ちなみに、輪づくりのコツは、一緒にご飯を食べることだそうですよ♪
「熱意と、輪づくり」
まずは仕事仲間とご飯でも行って、熱く語ってみましょうか!

みなさんの成人式は、いかがでしたか?
たまには家族揃って、記念の1枚、もいいですよね。
◆5月16日放送分より 番組名:「宇賀なつみ BATON」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190516210000