TBSラジオ『伊集院光とらじおと』毎週月曜日~木曜日朝8時30分から放送中!
伊集院光とらじおとゲストと
東京・歌舞伎座「二月大歌舞伎」の初日を迎えるこの日、生放送のスタジオにご登場!たっぷりお話しいただきました。
15歳(当時はまだ丑之助)のときに歌舞伎に本腰を入れる節目となったという、祖父・梅幸さん、父・菊五郎さんと3人で踊った「京鹿子三人道成寺」(1992年)の話。
20代後半でまた大きな転機となった演出家・蜷川幸雄さんとの出会いと新作歌舞伎「NINAGAWA十二夜」(2005年)の話。
歌舞伎の世界でその時代、その時代をとららえて新作をつくってきたのが音羽屋。「あなたもそろそろ新作歌舞伎を作ることを視野に入れたらどうだ」とある人に言われたことがきっかけでイチからプロジェクトを立ち上げた経験は、2019年の「新作歌舞伎風の谷のナウシカ」へとつながったそうです。
そして今日から始まる二月大歌舞伎の演目「鼠小僧治郎吉」の話。鼠小僧といえば弱きを助け強きをくじく、苦しんでいる庶民のためにお金をばらまく義賊。河竹黙阿弥がこの芝居を書いた江戸時代、安政の頃(1800年代半ば)は大地震があったり、10万人が亡くなったともいわれる台風があったり大変な世の中でした。そこで、どうすれば明るく幸せに暮らしていけるのかをテーマに書いたのがこの芝居だそうです。でも、ただの勧善懲悪、スカッとするだけのストーリーではないと菊之助さんは言います。その解説を聞いた伊集院さんと竹内さんは「へえ~知らなかったあ!」。お声がとてもすてきなこともあって、菊之助さんの話にどんどん引き込まれていきます。