TBSラジオ「GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~」毎週日曜お昼12時から放送中!(4月10日(日)放送分)
車ラヴァーの安東弘樹が昼から車について熱く語る「カーマニア」向けのプログラム「ガレージヒーローズ」。
今週はモータージャーナリストの竹岡圭さん登場!
モータージャーナリストがどんな面白い仕事なのか、語っていただきました。
竹岡圭さんと言えば…
自動車専門誌を中心に、さまざまな媒体において、女性目線でカーライフを訴求する女性モータージャーナリストです。
先日、ご卒業された某BSの車番組では、安東さんも10回ほどお世話になったとか。
さらにはモータースポーツ業界にも本格参加。
自身も自動車競技国際C級ライセンスを所持し、チーム監督、チームマネージャー、そしてドライバーとして活躍中です!
竹岡さんが車にハマったキッカケって??
そもそも車が好きになったキッカケを伺ったら「子供の頃に乗ったゴーカート」。
モータースポーツを存分に楽しめるアミューズメントスポットとして、当時、大人気だった「多摩テック」でゴーカートにハマったそうですが…実はここのゴーカート、ただもんじゃないんです。
今、遊戯施設などにあるゴーカートは、所謂「レール」上のカートを走らせるのが主流ですが「多摩テック」のゴーカートは「レール」は皆無。
ガチでアクセル踏んで競い合うことができたんです!

そんなゴーカートをキッカケに乗り物を操る楽しさに目覚めた竹岡さん。
中学生の頃、街中であるマシンを目撃します。
それはポルシェ944。
スーパーカーの条件とも言える「リトラクタブルヘッドライト」を備えたポルシェに一目惚れ!
でも当然、その価格は破格…。
そこで竹岡さんは「いつか(同じリトラクタブルの)サバンナRX-7を買うぞ!」と心に誓ったんだとか?
モータージャーナリストのなった時はまだ教習所通い…
子供の頃に操る楽しさ、車の楽しさを知っちゃったら、やっぱり欲しいのが「自動車免許」ですよね。
でもって竹岡さんも教習所通いをするわけですが…
そんな教習所に通いながら、なんとモータージャーナリストデビューをしちゃったんです。
順番、逆だろ…と。
アンディ曰く「初めてみた。免許ないのにこの業界に入ってきた人」。
それが竹岡圭さんなんです。

そもそもはバブル崩壊で倒産ラッシュの頃に社会人デビューした竹岡さん。
ご自身も「4ヶ月、給与が出ないで倒産を経験」と、なかなかハードな経験値。
「とにかく働かなければ!」と思い、友人の誘いで参加したのが、大御所モータージャーナリスト日下部保雄さんのビデオパッケージのモデル。
そこで日下部さんに「面白い娘だな」と評価をいただき、後日、日下部さんの事務所で働くようになったそうです。
しかしその時、竹岡さんはまだ「教習所で3段階」だったとか…。
そんな度胸が気に入られたのか、アルバイト開始後、早速サーキットに連れて行かれたそうです。
で、順調に(?)アルバイトをこなすうちに「本格的に働かないか?」とのお誘い。
その頃、竹岡さんは大手企業に就職が決まっていたそうですが「給与は安いけど、車を貸してやる」。
この一言で大手内定を蹴って日下部さんの元で正式に働くようになったそうです。
しかし・・・この時もまだ免許、持ってません
1988年から2000年まで放送されていた「モーターランド2」という番組では、免許もないのに日下部さんの助手席に座り、インプレッションをするなど…流石の度胸です!
ラリーにも参戦!

冒頭で紹介した通り、竹岡さんはモータージャーナリストとして活躍する傍ら、ご自身もステアリングを握り、レースに出たりラリーを走ったりしています。
そんな竹岡さんに「モータースポーツの経験で最も思い出に残っているのは?」
「モンゴルラリーに出た時です」(竹岡)
広大なモンゴルの地を、何日も、何日も、ただひたすら走るのみ。
360度地平線の彼方、車で行かないとみられない景色を堪能しながら、ただただ走ることしか考えなくていいという、車好き、運転好きとしてはたまらないレース!
しかしそれは、やっぱり”大変な連続”だったんだとか。
モンゴルラリーで乗ったマシンはスバルのフォレスターだったんですが、この車、なんとオフロードタイヤが入らない…(汗)
ということで、とにかく「タイヤがパンクしまくる」。
モンゴルには動物の死骸がたくさん。その骨が風化して削れて針みたいになって、タイヤにブスブス刺さりまくってダメになっちゃうんだとか。
そんでもってチューブタイヤ。
毎日、街を探しては交換用のチューブを探すものの、16インチタイヤのチューブなんてない。そしてそもそも言葉が伝わらない!!
それでもなんとかしちゃったけどね(笑)
でもってミッションの不具合。
毎日オイルを継ぎ足しなが走らなくてはならない。
途中でデフロックがぶっ壊れた。
FFベースの4輪駆動なのに、これでFRになっちゃった。
FRでラリーを戦うなんて…無謀でしょ!
そんでもって途中でスタックすることも当たり前?
そんな時はお菓子や大相撲カード(朝青龍)や色鉛筆なんかで現地の子供たちを買収(?)して、車を押してもらい脱出!!
そんな地元の人たちとの交流も楽しみながら、なんと!無事完走しちゃいました!
