TBSラジオ「イモトアヤコのすっぴんしゃん」毎週水曜日よる9時30分から放送中!

7月19日(水)放送後記

イモトが、先週電話出演した番組リスナーと早くもフリマ会場で対面を果たせたことを報告!実際に会ったらヴィンテージ好きの気の良いオジサンだったというイモトは、なんと50年物&80年物という超ヴィンテージの数々をゲット!

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イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト:またね、例の“あの場所”に行ってきまして、そして例の“あの方”についにお会いしたというお話をしたいと思います!今収録しているのは7月の中旬なんですけど、またまた行ってきました!私がハマっているヴィンテージの目利きを鍛えるための「駒沢公園のフリーマーケット」!今回は7月9日に開催されていたんですよ。先週の放送でドッキリでしたけど電話出演してくださった「すっぴんしゃん」のリスナーさん=久保浦雄二さんに会ってきました!ついにご対面です!

フリマ会場で雄叫び&電話出演の「すっぴんしゃんリスナー」と対面!

イモト:今回は、前回のような雄叫びも無く(笑)、最高でしたね!先週の放送を聴いていない方もいるので、久保浦さんとの出会いの経緯を説明しますと、もともと私が1ヶ月くらい前の「駒沢公園のフリーマーケット」に行った時に後ろの方からデカい声で「すっぴんしゃん、見てまーす!!!」と叫んでいるオジサンがいて(笑)。私も突然の出来事であまりの恐怖にその場を逃げたんだけど、リスナーさんから声をかけてもらったのに申し訳ないことをしてしまったと「すっぴんしゃん」で話したら、そのリスナーさんから番組宛にメールをいただいて、お電話を繋いで色々と喋ったんですよ。「7月9日にまたフリーマーケットに行くので、よかったら来てください!」って言われて、行ってきたら、久保浦さんがいらっしゃいました!

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト:ただ、7月9日が雨予報だったので、フリマに出店されている方もいつもの半分以下くらいだったんですよ。

だから見つけやすいと思っていたんですけど、なかなか久保浦さんっぽい方がいらっしゃらなくて。電話出演してもらった時に伺ったヒント、“洋服の出し方”とか、事前に久保浦さんのインスタグラムで顔をなんとなく見ていたし、まさか今日は叫ばないよなと思いながら(笑)。雨だから今日は来なかったのかなと思って。別の所でTシャツを買って、そろそろ帰ろうかなとほんとに思っていたんですよ。

イモト:そしたら、遠くの方で指を「しー!」ってしているオジサンがいたんですよ(笑)。こっちをすごい見てくるから“絶対にあの人だ!”と思って近くに行って「はじめまして!」とようやく挨拶できました!ぶっちゃけ、一度は会ってはいるんですけどね。各々、健全な状況では会っては無かったのでね(笑)。ようやくお互いに気持ち気持ち良い状態で会えましたね。「すっぴんしゃんリスナー」の久保浦さん、実際にお会いしたけど、めちゃくちゃ良い方でしたね!なんだろうね、あのオーラ!お電話でも絶妙なコミュニケーションの上手さというか、声から溢れ出る人の良さが出ていたんですけど、実際に会うともっと良いね!ほんとに“古着を愛するオジサン”という感じで。で、久保浦さんと横に古着好きのオジサンが2人いらっしゃって、その方達と一緒に古着を出店していましたね。久保浦さん自身も素敵な古着の格好をされていて。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

1950年代物の赤の別珍スカジャン!サイズは“キッズ特大”

イモト:で、会って挨拶してラジオがどうのこうのと言う前に「スカジャン」をパッと出してきたんですよ(笑)。やっぱ古着好きはアイドリングトークみたいものは無いんだね(笑)。

そういうことはいいから、あれはもう終わったからコレ着てみ!みたいな感じで(笑)。お店だと古着がハンガーにかけられてキレイに並んでいるんだけど、コンテナみたいなところに古着が雑多にぐしゃぐしゃにあって。その中から「赤いスカジャン」を取って、“これいいと思うよ”みたいな感じで渡してきて。

イモト:「赤い別珍のスカジャン」なんですけど、これを着てみてびっくり過ぎるくらいサイズがピッタリで! なぜかというと、普通は大きめのメンズのモノが多いんですけど、それは“キッズサイズ”なんですよね。昔、キッズでも“特大”というサイズがあって、キッズのXLみたいなことなのかな。タグのところに“特大”って書いてあるのよ。女性のXSみたいな感じで。かなりタイトに着ることになるんだけどピッタリで「もう欲しい!」って。1950年代のスカジャンで。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト、「スカジャン」について教わる

イモト:私、こんなに古着のことを話しているけど、さっきスタッフさんと話している時に言われてビックリしたのが、古着を好きになってまだ“半年”くらいだよね?(笑)。よくもまあ昔から好きですみたいな感じで喋ってるよね(笑)。だから好きは好きなんだけど、知識が全然無いわけ。スカジャンも最初間違えて“スタジャン”って言ってたし。

スカジャンの意味も全然わかってなかったんだけど、リスナーの久保浦さんがど素人の私にもわかりやすいように古着の知識を教えてくれるわけよ!

イモト:「スカジャン」は昔、日本に駐在していた米軍の軍人さんが国に帰る時に“スーベニア=お土産”として作った、日本人が作ったジャンパーで。基地がある横須賀からとって「スカジャン」というんですね。それが戦後直後くらいで。そういうことも私はまったく知らなくて。アメリカ人が日本からスーベニアとして持って帰るから、わかりやすく“富士山”とか“虎”とか“龍”みたいな、ザ・日本みたいなものが刺繍されているとか。そういうのも全然知らなくて!そうなんだ!みたいな。私はとりあえず見た目で買っちゃっていたから。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト、慌ててATMへ!

イモト:その「赤い別珍のスカジャン」はリバーシブルだからどっちでも着られるし。「これはすぐに買いたいです!」ってなって。値段もなかなかだったんですよ。まさかフリマで数万円のモノを買うと思っていなかったから、その時私は現金1万円ちょっとしか持ってきてなくて。でも、絶対に欲しいのよ。で、フリマの様子を見ているとみんな、そのスカジャンを手にするくらい食いついているの! 値段を聞いて買うのをちょっと躊躇している人が多くて。

でも“これは時間の問題だな!”と思って。“ヤバい、現金が無いな”って。

“ちょっと待っててください!コンビニに行ってお金をおろしてきます!!”

近くのコンビニに行ってなんとかお金をおろしてきて(笑)。その赤いスカジャンを購入しました。

修正に修正された超ヴィンテージ!1940年代オーバーオール!

イモト:で、久保浦さんからもう一つ購入したのが、今日穿いてきたんですけど・・・

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト:オックスハイドというアメリカのワークブランドの「オーバーオール」! オーバーオールってあまりにも大き過ぎてなかなか古着では着られるものが無かったんですけど、着れちゃったのよ、サイズがピッタリだったのよ! このオーバーオールの年代を聞いたらビックリするよ、1940年代! ということはですよ、今2023年ですよね、80年くらい前の古着よ! それを実際に着ることができてるの! かなり良い汚れでしょ? 見る人が見たら汚っ!と思っちゃうかもしれないけど(笑)。私はこれに惚れちゃって!すごくない、80年前のモノがこうやって着ることができているって! ボタンなどは直しながら着ているから違うボタンで施されていたりして。修正に修正でいろんな人が受け継いできているんだなというのがわかるんですよ!

イモト:オーバーオールって、もともとはアメリカでは作業服で油仕事や車の仕事で使ってきているから、今ついている汚れもそういう汚れなんだろうけど、、いいじゃない~(笑)。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト:本場の作業の人って、オーバーオールの着方として中に着ているTシャツの柄が見えないくらいまで上までグッと上げて。汚れないようにカバーするためのモノなんですって。今私が話していること、全部リスナーの久保浦さんが教えてくれたことで(笑)。全部久保浦さんの知識の受け売り(笑)。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

ヴィンテージはサイズ感!

イモト:私は基本は試着しないと買わないんだけど、フリマに行っていた日は薄いセットアップで行っていたから、ズボンも上からガンガン履けるわけ。その場で試着して、それを久保浦さんがスマホで撮影してくれて。しかもね、動画!「1周回ってみて!」って言われて、後ろ姿も全部見せてもらって確認して。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト:で、私が試着すると、古着を愛するオジサンたちが「いいねー!」「めっちゃ似合ってるよ!」ってめっちゃ褒めてくれるの! それがウソじゃないのよ、売ろうと思って言っているわけじゃ無いのよ。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト:やっぱり古着はサイズが一番だから「サイズが合う人に着てもらわないと!」って言って、私でギリギリのキッズの特大サイズの赤いスカジャンを着たら、久保浦さんの横にいたオジサンが羨ましそうに「いいな~オレも着たいな~でもサイズがな~」って(笑)。古着ってそういうことなのよね、着たいけど着られない人もいるわけよ。だから私が責任を持って大事に着ます!と思って。だから、みんなが興奮してたね。それはイモトが着たからじゃ無いのよ、「似合ってるー!」みたいな興奮。熱量がすごい伝わってくるわけ。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト:洋服の上から古着の試着していたんですけど、実際に着たり履いたりするとちょっとサイズ感が違ってくるんですね。70年代っぽいフレアジーンズを久保浦さんにおすすめされて、それをズボンの上から履いたらわりとちょうど良かったんですよ。それも買おうかなと思ったんだけど、久保浦さんの横にいた古着好きのオジサンが「イモトさん、これ、サイズが合わないとよくないから、1回トイレで試着してきなよ!今履いてるズボンを脱いでもピッタリだったら買ったら?」って言ってくれて。ほんとに商売っ気が無いのがわかるよね。で、実際にトレイで試着したんですよ、やっぱウエストがガボガボで。

ベルトしたとしても変な感じでシワがついちゃう感じで。それを報告したら「全然良いよ、ぴったりにモノを買ったらいいから」って。そういうのがよくない!?ただ売ればいいってことじゃないんだよね。本当にサイズが合う人に譲るという。そういう感覚がたまらなかったね!

古着は知識もおもしろい!

イモト:久保浦さんたちは、フリマを見に来ていた学生のお客さんにも平等に古着の知識を教えていて。今回、ヴィンテージTシャツかそうでないTシャツの簡単な見分け方を久保浦さんの横にいたオジサンに教えてもらって。手に取ってもどれがヴィンテージかわからないじゃない? “袖の縫い目”ってわるじゃない? 今日私が着ているヴィンテージのTシャツはシングルと言われるように1つの線しかないんですよ。これがヴィンテージじゃない、時代が新しくなってくるとダブルと言って2本の線になってくるんですよ。袖の縫い目が1本だとヴィンテージ、2本だとヴィンテージでは無い、という。こんな箇所、誰も見ないじゃん!?だけど、そういうところがおもしろいらしいね! そういうのを頭に入れてフリマに行くとおもしろいのかなと思いましたね。もちろん、見た目で買うのも良いですけどね。

イモト:古着って知識もおもしろいし、着た時の高揚感というの!?「うわ~着た!!」「これこれ!」というのがあるのよ、洋服って!それがやっぱ楽しかったですね。(オーバーオールのボタンが外れて)やっぱ外れるよね(笑)。

でもこれがいいのよ、なんてったって80年前のモノだから!こういうのがたまらない!愛おしいのよ!「また外れた」と言って(笑)。お手入れも汗くらいなら水通しと太陽で乾かすだけで十分なんですって。もし洗うとしたら、昔の安い粉洗剤で洗って太陽に当てるので十分なんだって、それが一番綿にとっては良いらしいですね。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト、古着の店員になる!?「勧めちゃって・・・」

イモト:久保浦さんを含めて3人くらい古着好きのオジサンがいたんだけど、横のオジサンは全部“手縫い”で直すという人なのよ! もしTシャツなどが穴が開いたらあのオジサンのところに持っていけば全部直してくれるって。そうこうして、あの久保浦さんのフリマに私、1時間くらいいたかもしれないな(笑)。楽しくてさ、ずっと喋ってたよ! 私もこのフリマで出店しておすすめできるのでは!?と思うくらい(笑)。プレゼンは好きだからさ。私が買ったスカジャンの倍くらいの値段のシルクの素材のスカジャンがあって。それでもお店で買うよりは全然安いのよ。相当なプレミアが付いているスカジャンを若い男性のお客さんが手に取って、いいなって言ったいたんですよ。

イモト:で、久保浦さんが値段を伝えたらあきらめていたんだけど、「高いけど、めっちゃカッコイイよ!」って私、その若い子に言っちゃったのよ! もう半分足が入っちゃってるよのよ、久保浦さんのフリマに(笑)。こっちも着て欲しい!くらいの気持ちで<私、人に勧めちゃってんじゃん!>って思って!(笑)。いつか、というか来年は古着を売っちゃっているかもね(笑)。それくらい楽しいのよ!

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト:そのスカジャンも1940年代か1950年代の10万円くらいするモノで、ひとつポイントがあって。それが“チャック”。今はほとんど“YKK”なんですよ。ずっと前にYKKに統一されちゃったんですって。だから“チャックがYKKの表記じゃない=ヴィンテージとして価値があるモノ”という。ま、誰もそんなところを見ないんだけどね(笑)。だけど、そういうところが楽しいじゃない!そういう知識も教えてもらったりして、素晴らしい時間でしたね!だから本当にラジオには感謝ですよ!ラジオで喋ったことによって、こういう出会いが生まれて、私は1950年代の自分にぴったりの可愛らしいスカジャンをゲットできたんですから!今まだ7月でしょ?早く秋にならねえかなと思って!待ち遠しいもん!むりやり着ようかなって、いやでもダメよ、熱中症よ!(笑)。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!

イモト、買ったばかりのヴィンテージスカジャン、息子に鼻水をつけられる!

イモト:「赤い別珍のスカジャン」はキッズの特大サイズだから、数年後には息子のQ太郎に譲ることもできるし。あのスカジャン着ていたらイカすぜ~!超カッコイイと思うよ!フリマから帰ってきて、嬉しくて夫の石崎さんがいたからオーバーオールとスカジャンをソファに置いて<めっちゃよくない?>って言ってたの。それを置きっぱにしてたら、風邪気味で鼻水がすごいQ太郎がやって来て、その鼻水を私の大事な大事なスカジャンで拭いたのよ! 「コラっ!!何してんだ!!!」ってめちゃめちゃキレちゃって(笑)。まあその鼻水もね、古着としての味になる(笑)。

イモト:また、「駒沢公園のフリーマーケット」に行っちゃうかもなあ、モノも良かったけど居心地も良かったんですよ。古着好きのオジサンたちは、私が自然体でいられる人たちでしたね。

イモト、1950年代スカジャン&1940年代オーバーオールをゲット!
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