TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』毎週土曜17時から放送中!
9月2日(土)放送後記
今月のゲストは、山口智充さん。
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で東京湾を眺めながら、お話伺います。
また、今月は、海外出張中の近藤夏子アナウンサーに代わり、出水麻衣アナウンサーがアシスタントとして参加してくれています。
山口「ご無沙汰しております!よろしくお願いします!」
要「よろしくお願いします!1番最初にお会いしたのは、僕覚えているんですけど、ドラマで。絶対覚えてらっしゃらないですよ?僕は駆け出しで、21歳とか… 湾岸の方のテレビ局で、松本幸四郎さん主演のドラマに、僕は1話ゲストで」
出水「『天才柳沢教授の生活』というドラマですね」
要「2002年ですって。え?21年前?」
山口「21年前?!僕は2本目のドラマかなんかそんなでしたね。」
要「僕も打ち上げ行かせてもらって、その時にぐっさんがめでたい席だからって花火を口で上げてくださって、見事でした(笑)それだけよく覚えてて(笑)」
山口「あはは(笑)じゃあ久しぶりにやりましょうか!」
ぐっさんの花火モノマネで、華々しくスタートした今月!
まずは、キャリアのお話から伺いました。
マルチに活躍するぐっさん!幼少期の夢は…
山口智充さんは、芸人としてだけでなく、朝ドラや月9に出演される俳優、さらには、ギターを演奏されて歌うアーティストとしても活躍中です。
子供の頃は、大好きな動物に囲まれる、獣医や動物園の園長などに憧れていたそう。
山口「特に犬が大好きなんで、近所の犬マップを友達と作って どこの家にはどの犬種がいる、とか勝手に。飼い主さんには申し訳ないですけど、散歩している所をついていって(笑)なので、動物に携わる仕事っていうのは、小学校の時の夢でしたね」
要「いつごろから芸人さんを目指すんですか?」
山口「それも、小学校2年くらいの時に、給食をみんなで食べる時に1番先に食べて、向かい合わせの机の間から顔を出して、みんなが食べている時に、ショータイムをやる、というのをやってましたね。女子が飲んでいる牛乳を吹き出すのに、快感を覚えてた子供だったんですよ(笑)自分がやることで皆が楽しんでいるっていう空気が好きで、そのまま突っ走りまして。そこから、これの延長にあるのが人前に出るという仕事、エンターテイナーという仕事なんだと思って。それで、中学くらいから徐々にミュージシャンに憧れて、ギターを始めて。」
要「例えば、どなたが憧れだったんですか?」
山口「長渕剛さん。自分の曲をつくって、何万人もの人の前で歌う!実際にライブ見に行った時に、鳥肌が立って。中学高校の夢が、シンガーソングライターでした。」
高校卒業後は、家電販売員として就職したものの人前で歌う夢を捨てきれずにいた、という山口さん。
芸人としてデビューしたのち、ユニット ”くず” を結成しCDデビューやライブなど、見事に夢を叶えられています。

30歳で仕事激減。そこで、ストリートに挑戦!
山口さんの芸人としてのスタートは、吉本の銀座七丁目劇場オーディション。
初舞台は、1994年で、コンビで漫才を披露しています。
しかし、5年ほどで劇場が終了。
30歳を迎える頃でしたが、仕事が徐々に減っており、路頭に迷っていた、と当時を振り返りました。
山口「結婚はしてたんですけど、仕事は減ってくるし。一緒に仕事してたメンバーはどんどんレギュラー持ってきてる… 自分にも何かないかな、と思って、30歳の時にストリートを始めてやりました!己は一体何なんだと試したかったんですよね。ギター1本持って、スケッチブックに名前だけ書きました。所属事務所は書くな、お金も取るな、と言われてたんで。最初は、2人くらいの女の子が来てくれて!この子達を逃さないと思ってやったら、めっちゃウケたんですよ。それを見て、4人5人集まってきて、最後は200人以上」
要「え!すごい!」
山口「30分くらいのパッケージで考えてたんですけど気持ち良すぎて終われなくて、40分、50分。
当時、まだエアギターという言葉もなかった時代でしたが、自身でミックスした音源を用いて、さまざまなアーティスト楽曲の当て振りも披露!
言葉のいらない芸だったからこそ、海外の観光客も足を止めるパフォーマンスになっていったのだとか。

結婚20年目で結婚式。
『子供たちが見ていた、というのがすごく幸せ』
芸人として25歳でデビューした山口さんは、26歳で結婚されています。
しかし、当時は仕事も少なく、結婚式もあげていませんでした。
そんな中、結婚20年目を機に、宮古島で結婚式をされたそうで…
山口「宮古島は、僕も家内も、3人の子供も、家族みんなが好きな場所だったので、そこで結婚式をすることにしました。プランナーさんと打ち合わせ…それがすごく新鮮で!嫁がウェディングドレス着て、カーテンをシャッと開けて、これどう?って(笑)」
要「よくドラマとかで見るやつですね(笑)」
山口「それで、いるモノ、いらないモノを選んでいくんですけど本当に僕ら思ったのが、新婚モメるよなぁ~って(笑)僕らはお互いの好みもわかっているし、要る要らないも何となくわかってるから、話が合うんですよ!だから、打ち合わせの帰りの車で、”俺ら良かったなぁ~”って(笑)この結婚式が、僕のターニングポイントの1つでしたね。20年目の夫婦なんですけど、意識が高まって、より近づきましたしそれを子供たちが見ていた、というのがすごく幸せですね。」
出水「バージンロードも歩かれて?」
山口「そこもしっかりやりました!その日は、土砂降りの雨だったんですけど、その時だけ雨が上がったりホテルも悪天候でキャンセルだらけで、ホテルが貸切になったり。それぞれが遅れながらも、宮古島には参加メンバー全員が揃ったり。神がかり的な日でしたね!」
山口さんは、現在放送中のドラマ月9『真夏のシンデレラ』に出演中です。
サップスクールのオーナーで、 森七菜さん演じる主人公のお父さん役です。
山口「オーナーなのに仕事を全くしていません! それに、超ラブストーリーなのに、びっくりするほど、ラブストーリーには関わっていません(笑)そんな役をやらせていただいてますので、ぜひご覧ください!」

OA楽曲
Sailing / Christopher Cross