パンサー向井がパーソナリティを務めるバラエティエンタメラジオ番組。8月5日(月)のゲストはお笑いコンビ・シューマッハの五味侑也さんと中村竜太郎さん! シューマッハは向井さんと吉本興業の養成所で同期、かつ中村さんは向井さんをライバル視していたとのことで当時の話で大盛り上がり! 夏休み中の滝沢カレンさんに代わって、パートナーを務めたヒャダインさんと色々とお話しを伺いました。
『アメリカズ・ゴット・タレント』犬への早着替えでゴールデンブザー!
向井:日本の芸人さんで初のゴールデンブザー。
五味:はい。ゴールデンブザーはなかなかコメディは出ないので。歌手の方とかが出るので。それこそ僕らの前にやっていた方が歌手の方だったんですけど感動的で。観客の人が「もうまじで本当もう耐えらんないよこの感動の空気」みたいな雰囲気になっていて。僕ら出ていって、やってゴールデンブザー。(ブザーを)押した方もなんで押したかわかんない、っていうノリでバーンって押してくれたんで。なんか会場も「お?お?・・・おおおおー!」という感じになったんですけど。
一同:(笑)
五味:そのせいで本場の『アメリカズ・ゴット・タレント』のYouTubeのコメント欄がすごい荒れてます。
ヒャダイン:炎上?
中村:賛否両論の「否」多め。
向井:「否」多め!?
五味:8割「否」です。「このゴミたちを次のラウンドに行かせるな」とか。
中村:そういうのがいろんな言語で書いてあるんです。
五味:「こいつら才能のないピエロたちだ。」みたいな感じのとか。
向井:も書かれるの?
中村:いろんな言語で。
向井:それわかるの?英語で書いてあるじゃないですか?
中村:今、ボタンひとつで翻訳できるから。
ヒャダイン:見ちゃうんですね?
中村:だから一か八かの賭けなんですよ。これ多分褒めてそうだな、ってピッて押すと、「時間の無駄だ、絶対に見るな」って。
一同:(笑)
中村:あー!これ駄目なやつだ!って。
ゴールデンブザーの凄さを聞いたはずが・・・向井さんへの恨みが・・・
向井:僕も『アメリカズ・ゴット・タレント』にそんなに詳しいわけじゃないし、リスナーの方々もあんまりわかんないかもしれないので、ゴールデンブザーのすごさをちょっとお伺いしたい。
五味:賞レースで例えるならばM-1グランプリの1回戦で審査員の方がゴールデンブザーを押したとしたら、いきなり飛び級で決勝戦のファイナリスト3組ぐらいの。
向井:そのぐらいすごい事なんだ!
中村:パンサーも、正直決勝出たことないじゃん。
向井:ないないない。
中村:なんかM-1取ったような顔して仕事してるけど。
向井:全然してない!全くしてない(笑)
中村:優勝者の仕事量じゃん、向井くんって。
ヒャダイン:本当にライバル視してるんだね。
一同:(笑)
中村:吉本の養成所に通ってるとき、向井くんも僕も大学に通いながら。
向井:そう。僕も通いながらで。
中村:だからすごくライバル視していて。パンサーの前の3人組。
向井:ブルースタンダードっていうトリオの時代もあって。
中村:すごい伝説的な人気があって、解散したときに、半年ぐらい休んで大学の単位を全部取るんだよね。
向井:そうですそうです。
ヒャダイン:めちゃくちゃ詳しい。
向井:すごいチェックしてくれてたね。
中村:で、ちゃんと明治大学卒業っていう肩書きを手に入れて、クイズ番組とか出始めて。
ヒャダイン:コンプレックスが半端ないんだね。
向井:俺へのマークがこんなきついとは思わなかった。
中村:その後なんか知らないけど紳助さんに気に入られて。その辺からもう無理だなと思いました。
向井:ヘキサゴンファミリー時代ね。
ヒャダイン:変な歌、歌わされてね。
一同:(笑)
向井:おい!!!めちゃくちゃ良い歌!良い歌でした!
五味:俺らはノーコメントです!
吉本興業からサンミュージックに移籍した話を聞いたはずが・・・
向井:途中で吉本を離れて、今はサンミュージックに。なぜ?このタイミングは?
中村:言ったら吉本のピラミッドで登れなかった。
向井:若手のライブでも上に行かないと仕事がないっていう。
中村:パンサーなんてさ!
一同:(笑)
向井:俺への恨みがすごいね!
中村:向井くんがブルースタンダードっていう伝説的な・・・
向井:いやそんな・・・。
中村:伝説的な人気があったトリオを解散して半年ぐらい休んでパンサーを組む、って時に向井くんがピラミッドの一番下の階層のライブから見学しに来ていて。シアターD来てたでしょ?
向井:シアターDっていう小さい劇場に行ってました。
中村:僕の前のコンビがピラミッドの下から2番目のクラスで、それも向井くんが見学していて。裏でちょっと喋ったんです。「見せてもらったよ。俺らもパンサーってトリオ組んでさ、頑張っていきたいんだよね」っつったら!一番下のライブでいきなり1位取って、下から2番目のライブでいきなり1位とって!下から3番目もいきなり1位取って!
ヒャダイン:吉本界のゴールデンブザーね。
向井:お上手!
中村:で、半年ぐらいで『パワープリン』とか始まって!
向井:コントの番組ね。
中村:司会とかやっちゃってさ。
向井:俺へのストーキングがすごいね!
ヒャダイン:妬みという愛情がすごい!
改めて・・・サンミュージックに移籍したきっかけ
向井:だから!なんでよしもと辞めたのか?サンミュージック入ったのか?聞きたいのよ!まず!
中村:ああ!それこそパンサーはお客さんにもめっちゃウケてたじゃん?渋谷の∞ホールで。俺らはそれができなかったんだよね。
向井:手応えがあんまり感じられない時代があったという。
中村:そうそう。吉本ってその時代はちゃんとお客さんにウケて、ピラミッドの上まで残るとまっとうに仕事が回ってくるようなシステムだったじゃん。10年以上前は。
五味:決定打になったのが東京NSC11期生ってそんな仲良くないんですよ。みんな。
ヒャダイン:横の繋がりがね。
五味:そんな仲良くない。
中村:俺、未だに向井くんと写真撮ったことないしね。
向井:みんなそんなに撮らないだろ!(笑)
五味:仲があんまり良くなくて、∞ホールで。仲良くないのに急に何か最後、東京NSC11期みんな一堂に会してライブをやる、みたいなのがあったんですよ、そこで「これもしかして、∞ホールから出されるかもしれない、11期生以降が。」ってなって。∞ホールから出されちゃうと厳しくなっちゃう、仕事がどうしても回ってこなくなっちゃうんで、これまずいぞ、っていうので、何となくちょっと考え出して。これもしかしたら吉本から出た方が良いかもしれないな、っていうので出た、っていうのが大きな決定打になって。
向井:サンミュージック所属から『アメリカズゴットタレント』まで結構時間かかってるよね?
五味:めちゃくちゃかかった。
中村:犬の芸をずっとやっているから後輩たちに馬鹿にされる時期が始まって。
五味:挨拶もされない時期が始まって。
向井:漫才とかコントこそお笑いだ、っていう考えの人もいるから。
中村:今までサンミュージックの後輩は俺らが来ても挨拶しないけど、その後に来たママタルトには立って挨拶するとか。
向井:ママタルトは賞レースで結果出してるから。
中村:そうそうそう。
向井:みたいなのも感じてきたんだ。恨みがすごいよね。
ヒャダイン:気が合いそうじゃない?向井くんと。
一同:(笑)
中村:でもやっぱサンミュージックの身近な先輩にそういう系統の方がいっぱいいて。ダンディ坂野さん、ゴー☆ジャスさん、小島よしおさんとかが言ってくれるんですよ。ゴー☆ジャスさんが「なんで犬やらないの?」とか。ダンディさんには「飽きたら負けだからね。」とか。
向井:レジェンドたちがアドバイスしてくれたんだ!
中村:ダンディさんと営業に行ったときに「飽きたら負けだから」って言われて、ダンディさんのネタを舞台袖から見てたら、1ステージ目も2ステージ目、一字一句同じネタやってたんです。
向井:これって本当にすごい事よね。
中村:すごい。それでちゃんとウケるからね。
向井:その素晴らしさを、間近のレジェンドを見て、感じてたんだ。
ヒャダイン:そうかそうか。漫才とコントしかリスペクトできないペラペラの若手にはわからない・・・
一同:(笑)
向井:その悪意ある翻訳機、一回切れ!(笑)
(TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』より抜粋)