スコットランド中部ウェスト・ロージアンのバスゲイトに暮らす無職のシングルマザー、アラーナ・バーンズさん(38歳)には、スチュワートさん(20歳)、ブライアンさん(19歳)、ケイトリンさん(16歳)、リーさん(15歳)、ケイデン君(7歳)、スティーヴン君(4歳)、アリーシャちゃん(2歳)の7人の子供がいるが、今は双子を妊娠中で来年3月に出産予定である。
今年8月、バーンズさん一家は今住んでいる場所から11kmほど離れたリビングストンにある賃貸住宅で暮らしていたが、大家が物件を売りに出すことを決めたためにその家を出なければならなくなった。以降、子供たちを連れて数軒のホテルを転々として1か月暮らしていたが、ウェスト・ロージアン協議会は現在の住居となるバスゲイトのアパートを供給し、9月20日に一家はそこに移り住んだ。
しかし、パブの上にあるこの4ベッドルームのアパートに住んで以来、アラーナさんは苦情を協議会に訴え続けているようだ。アラーナさん曰く、家族8人が暮らすには4つの寝室だけでは手狭であり、しかも寝室の1つは天井からの水漏れがあって使えないという。
「何週間ももう同じ状態が続いているんです。
窓の隙間風でアパート内が寒く、部屋を暖めるために電気代もかかると苦情を訴えるアラーナさんは、毎日の電気代30ポンド(約4,400円)の請求にも納得いかない様子だ。
「朝6時半に全員起床して、子供たちはリビングストンにある学校まで行かなければならないので7時半には迎えのタクシーが来るんです。テレビもない状態で生活しているのに、毎日30ポンドも電気代がかかるなんて信じられません。たぶん誰かが私たちの電気を使っているんです。子供たちを育てられるちゃんとした家に住みたい。この地獄のような生活から抜け出したい。
アラーナさんのことがメディアで報じられると、なかには「なぜ長男が働かないのか」という声もあった。それについてアラーナさんはこのように反論している。
「20歳の息子は障害者なんです。どうやって働けっていうんですか。19歳の息子はチップス店で働いたり働かなかったりしていて、ガールフレンドの家に時々泊まったりもしています。長女はこの家が嫌で、私の母親のところへ行ってしまいました。私はボーイフレンドと別れて独り身です。もうこの家のせいで家族がバラバラになっているんです。」
ウェスト・ロージアン協議会側は、「大家族に適した住居を見つけるのは容易ではありません。
このニュースを知った人からは、「働きもしないで文句ばっかり…。ホームレスの人もたくさんいる中で、ちゃんと屋根付きの家を世話されているんだから文句言うんじゃないよ」「そんな状況で、次から次へと子供を作るのが間違ってる」「この母親に対しては全く同情できない」「生まれてくる双子がかわいそう」「もう呆れるわ。シングルマザーで9人の子持ちになるわけでしょ。いい加減、子供産むの止めなさいよ」「協議会に苦情を言う前に避妊しろ」といった非難の声が相次いでいる。
画像は『real fix 2018年11月15日付「Jobless Mum-Of-Seven Who Is Pregnant With Twins Demands Bigger Council House – Because She Has Uneven Floors, No TV And Lives Near A Road」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)