あす30日(土)も関東甲信は大気の状態が不安定。広く晴れるが、午後は内陸部で局地的な激しい雨の恐れ。
土日も内陸部など局地的に激しい雨の恐れ 山のレジャーは天気の急変に注意
あす30日(土)も、関東甲信は高気圧に覆われるものの、湿った空気の影響を受けるでしょう。日中は南部を中心に晴れますが、日差しとともに気温が上がり、午後は大気の状態が不安定になる見込みです。
30日(土)18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
関東地方北部:100ミリ、関東地方南部と甲信地方:80ミリです。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒・注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要です。
あさって31日(日)は高気圧に緩やかに覆われる見込みです。広い範囲で晴れて、強い日差しが照りつけますが、午後は、内陸部で雨や雷雨の可能性があります。
大雨の時に危険な場所
きのう28日(木)、埼玉県の内陸部や栃木県、群馬県などで、局地的に非常に激しい雨が降りましたが、あす30日(土)も、内陸部では、非常に激しい雨の降る所がありそうです。
短い時間に激しい雨が降ると、あっという間に道路が冠水したり、用水路が増水する恐れがあります。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって増水したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は、道路との境目が分からなくなって、足をとられることがありますので、絶対に近づかないようにしてください。
また、アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。
猛烈な暑さが続く
あす30日(土)も、関東甲信では厳しい暑さが続き、内陸部では最高気温が35℃以上の猛暑日の所が多いでしょう。栃木県や群馬県、千葉県、山梨県には、「熱中症警戒アラート」が発表されていて、30日(土)は熱中症の危険が極めて高い気象状況になることが予想されます。
その後、8月5日(金)にかけて、気温は平年より高く、猛烈な暑さが続く見込みです。向こう1週間の熱中症情報を見ますと、「危険」レベルの所が多くなっています。
屋外で長時間作業をする場合は、無理せずこまめに休憩をとり、屋内では昼夜問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度や湿度を調整しましょう。
エアコン冷房 上手な節電方法
エアコンの冷房を使用しながら、上手に節電するには、次の4つの方法がおススメです。
① 冷房は28℃を目安に温度設定しましょう。また、冷たい空気は下降するため、エアコンの羽の向きは、上向き・水平になるよう、設定してください。
② エアコンの冷房だけでなく、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。
③ エアコンの室外機の回りには、物を置かないよう心がけ、排気をスムーズにしましょう。
④ 冷房を使う時に、外から室内に伝わる熱の7割以上は、窓から伝わる熱です。レースのカーテンやすだれなどを使って日差しを遮り、冷房効果を高めましょう。(外出時は、昼間でもカーテンを閉めておくと、効果的です。)
この先1週間は、昼間だけでなく、夜間もあまり気温が下がらず、寝苦しく感じられる日が多くなりそうです。