10月10日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)男子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク121位)が、カルロス・アルカラス(スペイン/同38位)と対戦。5-7、6-3、6-2の逆転で3回戦進出を果たした。
【動画】マレーがまさかのアンダーサーブにアルカラスは一歩も動けず&マッチハイライト
この日の試合、マレーは第1セットでセットポイントを握りながらも、終盤でブレークを許し、5-7で落とす。だが、第2セット以降、計8度のブレークポイントを握られても、アルカラスの積極的な攻撃を守り抜き、逆転勝利を飾った。
試合後、マレーは「今日の試合は簡単ではなかった。コートはびっくりするほど遅いし、(ボール交換から)2、3ゲーム後はもっと遅い。でも良い勝利だったと思うよ」とコメント。
また、第2セット第3ゲームのサービスゲームでは、アルカラスのリターンの位置を確認し、アンダーサーブでエースを奪ったマレー。「ツアーでは一度もやったことがないんだ。でも、試合開始の時に彼(アルカラス)が立っていた場所が、第1セット終わりには変わっていた。後ろにポジションされて、サーブでフリーポイントを奪うのが難しくなったんだ。サーフェスやコンディションに恵まれていないなら、彼を少しでも前に出してみようと思った。けれど、まさかエースになると思っていなかったね」と、サービスキープに苦しんでいたがゆえに、考えて出した答えの一つだったと語った。
3回戦では、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)と対戦。