この日単複2試合を行う予定だったイズナー

現地10月11日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)、第20シードのジョン・イズナー(アメリカ/世界ランク20位)は、大会を棄権。第10シードのヤニック・シナー(イタリア/14位)との男子シングルス3回戦、ジャック・ソック(アメリカ)と共にワイルドカード(主催者推薦)で出場していた男子ダブルス2回戦を不戦敗となった。
その理由は予定日より早まって3人目のお子さんが生まれるからだという。

【SNS】棄権を伝える大会のツイッター

前日、男子シングルス2回戦では西岡良仁(ミキハウス/世界ランク75位)を6-3、6-4で下していたイズナーは、「かなり色々とある日になった。家に帰って、家族と一緒にいなければならない。それが私の義務だ。テニスよりもずっと大事なことなんだ」と声明を発表している。

この日、スタジアム4コート第3試合で先にダブルスの予定だったイズナーは、ウエアもすべて着て試合を待っていたタイミングから急遽の決断となったのだという。
デビッド・マクファーソンコーチは「ジョンはウエアを着てダブルスをプレーする準備ができている時、試合の約20分前にマディ(マディソン夫人)から電話がかかってきた。彼は出産に立ち合わないわけにはいかないので、すぐに帰宅を決断した。大会出場を決めたタイミングでは、大会中は大丈夫だというという予測だったんだ。2週間くらい、出産の予定が早まったようだ。彼は興奮していたよ。今回は男の子か女の子かわからないそうだ」

2017年にマディソン夫人と結婚したイズナーは、ハンターグレースさん(2018年生まれ)、ジョン・ホッブスさん(2019年生まれ)と2人のお子さんがいる。
第3子が誕生したかどうかは、まだ明らかになっていない。
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