現地11月12日、女子テニスのツアー最終戦「アクロンWTAファイナルズ グアダラハラ」(メキシコ・グアダラハラ)大会3日目、第2シードの青山修子(近藤乳業/ダブルス世界ランク6位)/柴原瑛菜(橋本総業HD/同6位)は、第4シードのニコール・メリチャー(アメリカ/同13位)/デミ・シュールズ(オランダ/同12位)と対戦。6-4、7-6(5)で下し、ラウンドロビン2勝目を挙げた。
【動画】青山修子/柴原瑛菜が2勝目! 試合後に観客へお辞儀&マッチハイライト
杉山愛/藤原里華以来、19年ぶりに日本人ペアとして同大会に出場を果たした青山/柴原は、初戦でダリア・ユラク(クロアチア/同10位)/アンドレア・クレパク(スロベニア/同25位)を6-0、6-4で快勝。この日の相手は、今シーズンの対戦成績で2戦2勝としているメリチャー/シュールズとなった。
試合序盤は相手のメリチャー/シュールズのアグレッシブなプレーでペースを握られた青山/柴原。開始から2度のブレークを許してしまう。しかし、ここから青山がネット際で粘れば、柴原も持ち前の攻撃的なストロークで相手にプレッシャーをかけていくと、第4、第8ゲームでブレークに成功。さらに、第10ゲームでは相手のダブルフォールトでセットポイントを握ると、柴原がメリチャーのセカンドサーブを強打し、これをシュールズが返球できず。2-4から4ゲームを連取し第1セット奪った。
続く第2セットも追い上げる展開となった青山/柴原は、第3ゲームでも3本のブレークポイントを握られたが、これを守り切ると、直後の第4ゲームでブレークに成功。その後、拮抗した試合となったが、青山/柴原は第10、12ゲームで手にした6本のマッチポイントを生かしきれず。嫌な流れが漂ったが、その後のタイブレークでは、メリチャーの2本のダブルフォールトで4-0とリードを奪うと、これを最後まで守り切り、9本目のマッチポイントで試合を決め、予選ラウンド2勝目。青山/柴原がグループ・テノチティトランの首位に立った。
今シーズン、青山/柴原は開幕戦のWTA500アブダビ大会と2月のWTA500メルボルン大会で2大会連続優勝を挙げると、4月のWTA1000マイアミ大会でキャリア最大のタイトルを獲得。
今大会は、4組ずつに分かれてラウンドロビンを行い、上位2組が決勝トーナメントに進出する形式で行われる。