選手、指導者として活躍したモウレスモが全仏オープンのトーナメント・ディレクター就任

12月9日、FFT(フランステニス連盟)は、全仏オープンのトーナメント・ディレクターに、2度のグランドスラム優勝を成し遂げた元世界1位のアメリ・モウレスモが就任したことを発表。同大会として初の女性トーナメント・ディレクターだとした。


【画像】女性初の全仏オープンのトーナメント・ディレクターに就任したモウレスモ

モウレスモは現役時代、2004年にアテネ五輪で銀メダルを獲得。同年に世界ランク1位に立つと、2006年には全豪オープンとウィンブルドンでグランドスラム制覇を成し遂げた。また、現役を退いてからは、2013年から16年までフランス女子チームのキャプテンを務めると同時に、アンディ・マレー(イギリス)のコーチに就任。その後、ルカ・プイユ(フランス)も指導している。

今回、全仏オープンでは初の女性トーナメント・ディレクターとして、2024年まで就任することになったモウレスモは、「(FFT会長の)ジル・モレトン氏と(FFT事務局長の)アメリ・ウデア・カステラ氏が、思い出深いこの大会の指揮を私に求めてくれたことを誇りに思い、光栄。トーナメント・ディレクターとしての役割には明確な野望があり、私のモチベーションの源である厳格さ、自由、そして情熱を持って、その野望を実現していきたい」と述べた。
編集部おすすめ