今年8月以降、足の怪我によりツアーから離れていた世界ランク6位のラファエル・ナダル(スペイン)のチームに、2016年のリオデジャネイロ五輪ダブルスで金メダルを獲得したマルク・ロペスが加わるとスペイン紙『マルカ』が報じた。
【画像】ナダルとリオ五輪で金メダルを獲得したマルク・ロペス
ロペスは、ナダルの4歳年上で同じ大会に出場する時には一緒に練習するほど仲良し。
2009年には、当時ダブルス世界ランク156位だったロペスとシングルス世界1位のナダルが初めてペアを組んで、ATP250ドーハ大会にワイルドカードで出場。ロペスにとって、うれしいツアー初タイトルを挙げた。
それ以降、ダブルスプレーヤーとしての力をつけていったロペスは、2012年に同胞のマルセル・グラノイェルスとともに全仏オープンやツアー最終戦「ATPファイナルズ」で優勝するなど、翌年1月には自己最高となる3位を記録。ナダルとはツアー4勝を挙げ、2016年のリオデジャネイロ五輪では、金メダルを獲得している。
すでにナダルのチームに合流しているというロペスは、16日からアラブ首長国連邦・アブダビで行われるエキジビションマッチ「ムバダラ・ワールド・テニス選手権」にも帯同。来年1月4日開幕のATP250メルボルン大会に向かう。
これで、チームにはカルロス・モヤとフランシス・ロイグ、ロペスと3人のコーチが存在。足の怪我から復帰を目指すナダルにとって、ロペスの存在がどのようにプラスに働くのか楽しみだ。