現地12月17日、エキジビションマッチ「ムバダラ・ワールド・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・アブダビ)準決勝で、ラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク6位)はアンディ・マレー(イギリス/同134位)と対戦。マレーが6-3、7-5で勝利し、決勝進出を果たした。
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現地16日、ダニエル・エバンズ(イギリス/同25位)と対戦し、6-3、6-2で勝利しているマレー。ナダルとは、2016年ATPマスターズ1000「マドリード・オープン」準決勝で対戦して以来の対戦となった。この時はマレーが7-5、6-4で勝利している。
約5年7ヵ月ぶりの対戦、立ち上がりは互いにラブゲームでのキープでスタート。1オールで迎えた第3ゲーム、ブレークのピンチを凌いだマレーは第6ゲーム、好リターンから15-40とブレークチャンスを握る。ここでナダルのフォアハンドがネット。ブレークに成功すると、そのまま6-3でセットを先取する。
勢いに乗るマレーは、第2セットも第1ゲーム、第5ゲームでブレークポイントを迎えたるものの、あと1本が奪えず。
拮抗した展開が続いてくと、ナダルサーブの第11ゲームで試合が動く。15-30で迎えたラリー、マレーが放ったフォアハンド・スライスがサイドラインぎりぎりに落ちると、ナダルがすぐさま右手を上げてチャレンジを要求。これがわずかにオンラインに乗っていて15-40とマレーがブレークチャンスを握る。1本を凌いだナダルだったが、続くポイントでネットに出てきたマレーに放ったバックハンドがオーバーとなり、ブレークを許す。
勝利したマレーは、オンコートインタビューで「私とラファは、長年に渡り、とても多くのタフな試合を演じてきたんだ。共にケガを乗り越えてきて、コートで戦える機会を持てたことは、本当に素晴らしいことだよ」とナダルと戦えることは特別とコメント。
ケガからの復帰戦となったナダルは、「私にとって、カムバックとなる試合だった。長らく、プロのコートから遠ざかっていたことを考えると、悪い試合ではなかったし、ポジティブな気持ちだよ」とプレーは及第点だと語った。
現地18日、マレーは決勝でアンドレイ・ルブレフ(ロシア/同5位)と対戦、ナダルも3位決定戦でデニス・シャポバロフ(カナダ/同14位)と対戦する。