1月28日、全豪オープン男子シングルス準決勝が行われ、第6シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク5位)は、第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同7位)を6-3、6-2、3-6、6-3で下し、3年ぶり6度目の決勝に進出。男子では史上最多となるグランドスラム21度目の優勝まであと1勝とした。
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両者の対戦は、2019年USオープン準決勝の1試合のみで、ナダルが7-6(6)、6-4、6-1で勝利。今回が約2年5ヵ月ぶりの対戦となった。
第1セット、ナダルはベレッティーニのバックハンドを集中的に狙ってミスを誘う。もちろんベレッティーニもケアしたいのだが、持ち味の力のあるショットでナダルを押し込むことができず。ナダルは、コースを読ませないようにフォアハンドにも的確に配球し、ラリーの主導権を握る。結局、第2ゲームで作ったリードを守ったナダルが、大事な第1セットを奪うと、続く第2セットでも勢いは止まらず2ブレーク。2セットを連取し、勝利まであと1セットとする。
ベレッティーニもこのまま終わるわけにはいかず、第3セットでは、一本一本丁寧なストロークを放ち、粘りを見せてリズムを作っていくと、第8ゲームでフォアハンドの強打でブレークに成功。セットを奪い返す。第4セット途中までサービスゲームでナダルにポイントを与えないベレッティーニは、息を吹き返したように見えた。