現地1月30日、ATPチャレンジャーツアー「テニス・オハイオ選手権」(アメリカ・コロンバス)決勝で、第3シードの西岡良仁(ミキハウス/世界ランク123位)は、ドミニク・ストリッカー(スイス/同204位)と対戦。6-2、6-4で勝利して優勝を果たした。
【SNS】「少しずつ自信を取り戻していきたい」と優勝報告をした西岡良仁のツイート
今大会、西岡は、1回戦で予選勝者の綿貫陽介(フリー/同260位)と対戦。6-4、6-4で勝利すると、準々決勝で第6シードのエミリオ・ゴメス(エクアドル/同142位)を、準決勝では第1シードで昨年のUSオープンでベスト16に入ったジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同58位)を倒して決勝に進出している。
第1セット第1ゲーム、ボールを動かしてミスを引き出し、15-40とブレークチャンスを迎えると、フラット系のボールを着実に返球してブレークに成功。第3ゲームでも、ブレークに成功すると、ストリッカーに1度もブレークチャンスを作らせず。6-2でセットを先取する。
第2セット序盤はキープが続く展開に。するとストリッカーサーブの第5ゲームをラブゲームでブレーク。直後の第6ゲーム、ストリッカーのフォハンド強打が決まり、0-40とピンチを迎える。しかし連続ポイントでデュースにすると、16ポイントの末にキープに成功。その後は、ブレークバックのチャンスを与えず、6-4で締めてストレートで優勝を決めた。
この試合、西岡は、12本のサービスエースを奪われたものの、リターンゲームでは、74ポイント中34ポイントを奪取(46%)するなどリターンでプレッシャーをかけ続けている。
西岡はSNSで「久しぶりのチャレンジャー優勝。少しずつ自信取り戻していきたいです。次はクリーブランドチャレンジャーです。引き続きがんばります!」と綴っている。
全豪オープン1回戦では予選勝者のラドゥ・アルボット(モルドバ/同124位)に敗れ、「勝ち方のイメージが湧かない」とスランプに陥っていると告白していた西岡。仕切り直しの1大会目で優勝できたのは、大きな一歩となったはず。今週、続いて出場するATPチャレンジャーツアー「クリーブランド・オープン」での活躍も楽しみである。
また、同大会のダブルスでは内山靖崇(積水化学工業/同203位)が準優勝となっている。
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