2月9日、「ABNアムロ世界テニス・トーナメント」(オランダ・ロッテルダム/ATP500)でアンディ・マレー(イギリス/世界ランク95位)が、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/同31位)を7-6(6)、6-4で下して、2回戦に進出。次戦で対戦するフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同9位)との対戦に向けて、「素晴らしいテストになる」と語った。
【動画】マレー&ブブリクの激しいラリー戦をチェック
今年最初のグランドスラムとなった全豪オープンでは2回戦敗退となったマレー。心機一転、昨年末からテストしていたコーチのヤン・デ・ウィット氏を解任し、かつてのパートナーであるダニエル・バルベルドゥ氏を臨時のコーチとして今大会を迎えた。
その1回戦では、前週のATP250モンペリエ大会で、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)を破って、ツアー初優勝を果たしたブブリクと対戦。第1セットは、両選手ともにブレークチャンスを逃していたものの、5-5で迎えた第11ゲームで再びピンチとなると、マレーは悔しさのあまりラケットを投げ捨てた。ここでブブリクが先にブレークに成功したが、気を取り直して次のゲームに向かうと、ブレークバックに成功。タイブレークも制して第1セットを先取する。
これで余裕が生まれたか、マレーは第2セットでも安定したプレーでブブリクのミスを誘うと、第7ゲームでブレーク。第2セットではサービスゲームで2ポイントしか与えず、ストレート勝利を手にした。
試合後、マレーは「第1セットでは互いにタフな場面があったが、最後の最後で何とかできた。彼のような選手と対戦するのは簡単ではなく、ビッグサーブやドロップショットがあるから集中力を切らさないようにしなければならない。それが今日はうまくできたよ」と、勢いに乗るブブリクのプレーを警戒し、それに対応することができたと語った。
2回戦では、今シーズン、男子国別対抗戦「ATPカップ」優勝と全豪オープンベスト8と好調のオジェ・アリアシムと対戦。