ウイルソンのNEWラケット発売イベント「FEEL THE BLUE」


ウイルソンのNEWラケット発売イベント「FEEL THE BLUE」が、7月16日に大阪・江坂テニスセンターにて開催された。試打会では、ウイルソン契約プロの松田康希が参加し、一般プレーヤーらとともにじっくりと新「ULTRA<ウルトラ> V5」シリーズを味わった。

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ウイルソンのNEW「ULTRA<ウルトラ> V5」シリーズ発売イベントが開催。錦織圭使用モデルが試打会で人気「8の力で打ったら10で飛んでくれる」


この日はウイルソンのマーケティング担当者からのプレゼンテーション、発売を記念したレセプションパーティーからスタート。
ここでしか聞けないマル秘エピソードもあり、コートでの試打へと移る。参加者は同社スタッフや契約選手、プロとヒッティングをし、この日用意された新発売の「ウルトラ」シリーズを堪能した。

イベントに参加した松田康希は、新しいラケットについて「前の『ウルトラ ツアー95 V4』の良さが残りつつ、オーバーパワーになったときに球が抜けてしまっていたところが、今作は最後に落ちてくれる」と評価。

「8の力で打ったら10で飛んでくれるのが『ウルトラ』の良さ。パワーが欲しい選手にはフィットすると思う」と他シリーズにはない圧倒的なパワーを感じたと話した。

ウイルソンのNEW「ULTRA<ウルトラ> V5」シリーズ発売イベントが開催。錦織圭使用モデルが試打会で人気「8の力で打ったら10で飛んでくれる」


同じ「ウルトラ」でもまったく別物!? 「ウルトラ」「ウルトラ ツアー」「ウルトラ プロ」


約3年の時を経て、今回発売された5代目の「ウルトラ」シリーズ。トッププロも愛用する「ブレード」や「プロスタッフ」といった人気シリーズも抱えるウイルソンの中で、最も“パワー”に特化したシリーズとなっている。その「ウルトラ」と冠したシリーズの中で3つのモデルに区別される。

●「ウルトラ」(100、100L、100UL、111、26、25)…最もパワーがあるラケットに仕上げたウイルソンラケットのど真ん中

●「ウルトラ ツアー」(98、98J、95 QZ)…スピンをかけてパワーで押していきたい選手に向けた日本発・世界基準の侍スペック

●「ウルトラ プロ」(99)…フラットで攻めたい選手がパワーを求めた時に使用する

当然ながら注目度が高いのは、「ウルトラ ツアー」。錦織圭がツアーに復帰した際には、使用ラケットのスペックについてさまざまな問い合わせがウイルソンにあったとし、今回発売された「ウルトラ ツアー 98 V5」のスペックが基本的なものだとする。また、重量を平均290gとしている「ウルトラ ツアー 98J V5」は、今年の全豪オープンジュニアを制した園部八奏が使用する。

メインとなる「ウルトラ」は、“打った瞬間に数字の意味を失う”と、世に出ている黄金スペックの中で最もパワーがあると同社は自信を持つ。
それと同時にフェイスに乗せる感覚や、オフセンターヒット時にボールの乱れを軽減しやすくなっている。

そして、今作からアレックス・デミノーとマルタ・コスチュクが使用することとなる「ウルトラ プロ」。ウイルソンで“プロ”と聞くと、「プロラボ」シリーズを思い浮かべるかもしれないが、このラケットに関してはシモーナ・ハレプら多くのプロが愛用されていた名器「Steam 99S」のモールド(型)を踏襲し、ストリングパターンを16×18にしたモデルとなっている。

ちなみに、上記のイベント「FEEL THE BLUE」で人気が高かったのが「ウルトラ ツアー」シリーズ。錦織が「ボールを軽く飛ばしたい」と要望を出したところ、ウイルソン契約トッププロのラケットカスタムを一手に引き受けるロン・ロッチ氏が数本のラケットを提案。そこから1本に決めた。

その結果、フェイスサイズは98平方インチに大きくなり、ストリングパターンは18×19、PWSのないフェイスとなった。面白いのが、この時に錦織はロッチ氏から変更点を聞いておらず、打った感覚だけを信じて1本に絞ったという。

つまり、テクノロジーやスペックに影響されるのではなく、実際にボールを打った時の自分の感覚やボールの行方が最優先だということだ。

それと同じく先入観にとらわれず「ウルトラ」シリーズをぜひ一度手に取って体感してほしい。圧倒的なパワーを感じ取れれば、「ウルトラ」はあなたの武器になる。

■ULTRA V5シリーズ商品一覧
https://jp.wilson.com/collections/tennis-ultra-v-5-0

■ULTRA V5 LP
https://jp.wilson.com/pages/tennis-ultra-v5
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