タイ憲法裁判所は23日、セター・タビシン首相の解任を求める上院議員40人の請願書を、6対3で受理すると決定した。一方、裁判所の最終決定までセター首相を停職にする要求は、5対4で却下した。


カオソッドの報道によると、憲法裁はセター首相に対し、書面による反論を15日以内に提出するよう求めた。

ピチット・チューンバーン氏は21日、汚職罪で刑事告発を受けた過去を巡り、首相府大臣を辞任。上院議員40人は請願書の中で、任命者のセター首相は政治倫理基準に違反したと主張。首相に誠実さを保つことを義務付けた憲法第160条4項と、首相に倫理基準に従う行動を求めた5項の違反だとしている。

セター首相は欧州と日本を歴訪中で、24日に帰国する予定。