フリーキックを決めるメッシ photo/Getty Images
もはや飛び道具はメッシのもの
数年前はクリスティアーノ・ロナウドの代名詞の1つがフリーキックだったが、今やフリーキックで世界最高の存在となったのはリオネル・メッシの方だ。メッシは1日に行われたリヴァプールとのチャンピオンズリーグ準決勝1stレグでもフリーキックから得点を記録。
何より注目すべきはメッシのペースだ。英『Daily Mail』がメッシのフリーキック記録を紹介しているが、クラブの戦いに絞るとメッシは今年3月のレアル・ベティス戦、エスパニョール戦、4月のビジャレアル戦、そして今回のリヴァプール戦と、1ヶ月半ほどの間に4発もフリーキックを沈めている。これと比較されたのがロナウドだ。メッシは1ヶ月半で4発決めたが、ロナウドの記録を振り返るとどうだろうか。
ロナウドがクラブチームの戦いでフリーキックから得点を決めたのは、2017年12月のクラブワールドカップ・グレミオ戦が最新となっている。これはまだレアル・マドリードでプレイしていた時のものだ。その前は2017年1月のセルタ戦、2016年11月のアトレティコ・マドリード戦、2016年9月のスポルティング・リスボン戦でフリーキックを決めている。
メッシが4発決めるのに1ヶ月半しかかけなかったのに対し、ロナウドは4発のフリーキックを決めるのに960日もかかっている。やや意地悪な比較だが、それほどメッシのフリーキック精度は高いということだ。逆にロナウドのフリーキックは年々精度が落ちているようにも感じられる。
今やメッシはフリーキックの世界でも史上最強クラスと言われるようになった。