リーグを制したマンC photo/Getty Images
今季の結果でランキングにも変化が
マンチェスター・シティとリヴァプールが超ハイレベルなデッドヒートを繰り広げた今季のプレミアリーグは、間違いなくプレミアの歴史に残るシーズンだった。それと同時に、優勝したマンCと2位リヴァプールは歴史に残る高い実力を備えたチームだ。
では、2018-19シーズンが終了した段階でのプレミア史上最強クラブを選ぶとするなら、どのチームになるのか。英『FourFourTwo』がさっそくランキングを作成している。
10位:レスター・シティ(2015-16)
9位:マンチェスター・ユナイテッド(1993-94)
8位:チェルシー(2005-06)
7位:マンチェスター・ユナイテッド(2008-09)
6位:チェルシー(2016-17)
まずは10位から6位だ。10位には世界がひっくり返るようなミラクルを起こしたレスターが選ばれており、それに日本人選手である岡崎慎司が大きく貢献しているのは何とも誇らしい。ミラクルとはいえ、彼らは3敗しか喫していない。同メディアもその守備力を高く評価している。
そこからはマンUとチェルシーが支配している。1993-94シーズンは42試合制だったが、マンUは勝ち点92を稼いだ。ロイ・キーン、ライアン・ギグス、エリック・カントナ、ポール・インス、スティーブ・ブルース、ピーター・シュマイケルなど穴の見当たらぬチームだ。
2005-06シーズンのチェルシーはジョゼ・モウリーニョ第一次政権の2年目だ。2004-05シーズンと比較すれば霞むが、こちらも勝ち点91を稼いで楽々と優勝している。
2016-17シーズンのチェルシーはアントニオ・コンテが指揮したチームで、3バックを導入してから驚異的な強さを誇った。
5位:チェルシー(2004-05)
4位:リヴァプール(2018-19)
3位:マンチェスター・シティ(2018-19)
2位:アーセナル(2003-04)
1位:マンチェスター・シティ(2017-18)
トップ5の結果はこうなったが、やはり注目すべきは4位のリヴァプールだ。今回のトップ10は全て当時優勝したチームが選ばれているが、リヴァプールの場合は2位だ。ただし勝ち点を97も稼いでいるため、本来のシーズンならば楽に優勝できたはず。ややアンラッキーだったが、その強さはプレミアの歴史に残るものだ。
マンCは昨季と今季の両方がランクインしているが、2017-18シーズンの方が獲得した勝ち点は多かった(100ポイント)。圧倒的だったのは2017-18シーズンの方と言えよう。
2位に無敗優勝を達成したアーセナルが入っているのも特徴的で、同メディアはいつになっても目を見張る成果と絶賛している。2004-05シーズンにはチェルシーが僅か15失点のみで優勝したが、同メディアはそれより2003-04シーズンのアーセナルが達成した「0敗」の方がリスペクトされるべきと伝えている。
ティエリ・アンリのスピードと得点力、デニス・ベルカンプの創造性、アシュリー・コール、コロ・トゥレ、ソル・キャンベルらを中心とした守備力と、攻守両面においてトップレベルだった。
果たして来季はこのトップ5に割って入るチームが出てくるのだろうか。マンCとリヴァプールだけでなく、その他のチームの奮闘にも期待したいところだ。