名古屋への移籍を決断した太田 photo/Getty Images
新たな環境に身を置いてチャレンジ
名古屋グランパスは2日、FC東京からDF太田宏介を完全移籍で獲得したと発表した。
現在31歳の太田は2006年に横浜FCでプロとしてのキャリアをスタートさせると、清水エスパルス(2009-11)を経て、2012年にFC東京へ加入。
FC東京に復帰後、2017シーズンはリーグ戦32試合、2018シーズンは同25試合に出場しており、チームに欠かせない存在となっていた。しかし、今季は若手の台頭などもあり、リーグ戦4試合、カップ戦8試合の出場にとどまっている。ただ出場機会が与えられた際には存在感を放っており、長谷川健太監督からも一定の評価を得ていたが、新天地への移籍を決断した。
今回の移籍に際し、太田は自身のブログやFC東京の公式サイトを通じて「この度、名古屋グランパスに移籍することになりました。リーグ戦で首位を走るこのタイミングでチームを離れることを大変申し訳なく思います。2012年に加入し、6年半の間、青赤のユニフォームを着て味の素スタジアムでプレイできたことは、自分のサッカー人生にとって大きな宝物になりました。うれしいことや、悔しいこと、6年半の全ての瞬間、瞬間が僕にとっての財産です」と述べた。
そして「このまま大好きなクラブで大好きな仲間たちとプレイし続けたいという思いと、新たに環境を変えてチャレンジしたいという気持ちで揺れ動いてきました。ありがたいことに東京からも最大限の評価をしてもらい、契約延長のオファーもいただきましたが、一選手としてもっと成長したい、ピッチに立ちたいという思いが強くなり、新たな環境に身を置いてチャレンジすることを今回決断しました。」といった葛藤があったことも明かしている。
はたして、太田はこれまでの経験を活かし、名古屋でも輝きを放つことができるのか。新天地での活躍に期待だ。