レアルを去るコバチッチ photo/Getty Images
単なる構想外選手の売却とは異なる
レアル・マドリードのようなクラブは選手を引き抜かれるということは滅多にないため、構想外となった選手を売却するのがほとんどだ。しかし、今夏手放そうとしている選手たちは実力者ばかり。
賛否両論ある取引だったが、すでにMFマルコス・ジョレンテがアトレティコ・マドリードに4000万ユーロで売却されている。さらにチェルシーにレンタル移籍していたMFマテオ・コバチッチも移籍金は5000万ユーロとされており、2人合わせると9000万ユーロだ。
スペイン『as』はこの流れが今後も続くと注目しているが、現在はDFテオ・エルナンデスが2000万ユーロでミラン移籍に近づいている。FWラウル・デ・トマスも同じ2000万ユーロでベンフィカへ向かう可能性が高く、ナポリが狙うMFハメス・ロドリゲスにもレアルは4000万ユーロを求めている。これらの取引が完了すれば売却額は合計1億ユーロを余裕で超えてくる。
昨夏にはクリスティアーノ・ロナウドが1億1200万ユーロとされる移籍金でユヴェントスへ加わっているため、昨夏も売却額の合計は1億3000万ユーロに達している。しかし同メディアは上記の選手たちが全員売却されれば1億6500万ユーロには達すると伝えており、これはレアルにとって1度の市場で売却した最高額になるという。
他にもGKケイロル・ナバス、FWガレス・ベイル、MFダニ・セバージョスなど放出候補になっている選手はいる。ただ、彼らが売却されるかはまだ分からない状況だ。
今夏はエデン・アザール、ルカ・ヨビッチなど獲得の方でも注目を集めたが、放出の面でもレアルは主役だ。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)
最新号は、現在熱い戦いが繰り広げられているコパ・アメリカ完全ガイド!
以下のリンクから無料配信中です
http://www.magazinegate.com/maga_info.php?seq=356/