チリ代表のサンチェス photo/Getty Images
優勝へ導けば可能性あるか
2016年に行われたコパ・アメリカ・センテナリオにおいて、最優秀選手賞を獲得したのが誰か覚えているだろうか。優勝を果たしたチリ代表より、FWアレクシス・サンチェスである。
あれから3年が経ち、サンチェスの状況は大きく変わった。マンチェスター・ユナイテッドで大苦戦し、高額な給与を受け取っていることが批判される毎日が続いた。すでにマンUでは戦力外候補となっているが、今回のコパ・アメリカでそうしたネガティブな評価を一気にひっくり返せるかもしれない。
チリは4日にコパ・アメリカ準決勝でペルー代表と対戦することになっているが、英『Squawka』はチリがこのまま優勝すればサンチェスが再びの大会MVP候補になるのではないかと期待をかけている。ここまでは2得点1アシストを記録しており、準決勝と決勝で結果を残すことができれば個人賞ゲットも見えてくる。
そうなればマンUにとっても大きい。サンチェスの評価が上がれば、当然獲得に興味を示すクラブが複数出てくるだろう。今はサンチェスのパフォーマンス、高額な給与を敬遠しているクラブがほとんどだが、同メディアはパリ・サンジェルマンやバイエルンなら手を出してくる可能性があると見ている。
また、サンチェスのパフォーマンスレベルが上がったのならば無理に放出することはない。サンチェスの能力を活かせるようなスタイルを目指して戦っていくことも1つの手だ。
決勝では開催国ブラジルが待っているが、ブラジルもここまで誰か1人が強烈な輝きを放っているわけではない。ネイマールが離脱していることもあり、組織力で戦い抜いている印象だ。サンチェスが準決勝と決勝で結果を残せば、MVPも見えてくるだろう。マンUで苦しんだ男の大逆襲は実現するのか、マンUサポーターも準決勝のペルー戦を気にしているはずだ。
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