注目集めるネイマール photo/Getty Images
フィットさせるのは簡単ではない
パリ・サンジェルマンFWネイマールの去就が注目を集めているが、どこでプレイするのが理想的なのだろうか。移籍先候補に挙げられているのはレアル・マドリードとバルセロナだが、どちらも簡単ではない。
スペイン『as』はネイマールをどうチームに組み込めばいいのかと特集しているが、カギを握るのはエデン・アザールだ。今夏チームに加わったアザールは、ネイマールと同じく左サイドから中へカットインするプレイを得意としている。左サイドをアザールとネイマールが取り合う展開はまずい。
指揮官ジネディーヌ・ジダンは3バックの採用を本格検討しているようだが、[3-4-2-1]のシステムならば「2」の部分でアザールとネイマールを同時起用することもできる。2人の呼吸が合うのであれば面白い起用法になるかもしれない。1トップにカリム・ベンゼマ、その背後にネイマールとアザールを置くパターンだ。
もう1つ提案されたのは、中盤をダイヤモンド型にした[4-4-2]だ。アザールを最前線に上げてベンゼマとコンビを組ませてしまい、ネイマールを背後のトップ下に入れるというもの。いずれにしてもアザールとネイマールの関係が良好であることが機能する条件で、ジダンはそのあたりを調整する必要がある。
では、バルセロナの場合はどうなのか。こちらはそもそもネイマールが必要なのかが分からない。
スペイン『MARCA』は、デンベレに2番目に高い評価をつけており、「ネイマールは必要か?デンベレは再び印象的で、彼が継続性を身につければネイマールの復帰は必要なくなる」と伝えている。ルイス・スアレス、リオネル・メッシ、グリーズマン、デンベレの4枚で十分に強力だ。
ネイマールを加えれば戦力の大幅アップになるのは間違いないが、個性が強い選手なだけにチームメイトとの連係構築は簡単ではない。ジダンにとってもバルセロナ指揮官エルネスト・バルベルデにとっても贅沢な悩みが生まれることになるわけだが、ネイマールはどこへ向かうのがベストなのか。
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