サラゴサへ移籍する香川 photo/Getty Images
今夏の不思議な移籍?
香川真司のレアル・サラゴサ行きは大きな衝撃があった。以前から夢の1つとしていたスペイン挑戦のチャンスを手にしたのは良いが、まさか行き先が2部になると予想していた人はほとんどいなかったはずだ。
トルコ『Sporx』も、「ナビル・フェキルのレアル・ベティス行きと、香川のレアル・サラゴサ行き、どちらに驚いた?」と取り上げている。フェキルといえばフランスのリヨンで活躍してきたレフティーの名手で、リヴァプール行きに近づいたとも言われていた天才肌のアタッカーだ。1億ユーロの価値があってもおかしくないと言われた実力者だったが、今夏新天地に選んだのは昨季リーガ・エスパニョーラ10位のベティスだった。
同メディアは香川にも同じ印象を抱いたようで、フェキルと同じくもう少し上のレベルでプレイできるはずと考えられているのだろう。一方で獲得を決めたサラゴサの方は早くもフィーバーモードだ。
地元紙『Heraldo』は「黄金の日本人・香川」と題して特集しており、ビッグクラブで活躍してきた香川がクラブの象徴になることを期待している。同メディアは2006年に元アルゼンチン代表MFパブロ・アイマールを獲得した時の衝撃と重ねているようだが、ファンタジスタ気質のアイマールも2006-07シーズンは好パフォーマンスを披露していた。香川には1部昇格へアイマール級のプレイを見せてほしいところ。
また、香川を獲得したことでアジア方面からの関心も増えるだろう。同メディアも香川の影響力がピッチ上だけに留まることはないと期待しており、サラゴサとしてはブランド面でも一歩上へ行くチャンスを手にしている。
1年での1部昇格が理想的なシナリオとなるが、香川はチームを引き上げられるのか。
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