アルゼンチン代表のメッシ photo/Getty Images
アルゼンチン代表での戦績が足を引っ張るのか
世界中を魅了するスーパープレイを連発し、リーガ・エスパニョーラにチャンピオンズリーグ、クラブワールドカップ、個人でもバロンドールを5回獲得するなど、バルセロナFWリオネル・メッシの経歴は実に華やかだ。タイトルだけでなく、パフォーマンスの質を見てもメッシを史上最高の選手に推すサッカーファンは多いはず。
ただ、相変わらずアルゼンチンにはワールドカップを重要視する考えがある。メッシの経歴は見事だが、唯一アルゼンチン代表でのメジャータイトルが欠けている。ワールドカップは2014年大会でファイナルまで駒を進めたが、決勝でドイツ代表に敗れて準優勝。ワールドカップさえ獲得できていれば、文句なしの史上最高プレイヤーだったのかもしれない。
スペイン『MARCA』によると、レアル・マドリードやベンフィカ、セビージャなどの指揮官を務めた経験を持つホセ・アントニオ・カマーチョもメッシ史上最高論に待ったをかける人物だ。
「メッシは非常に優れた選手だが、アルゼンチン人選手である限りワールドカップを制覇していないと史上最高にはなれない。ワールドカップの重要性が低い国もあるが、アルゼンチンでは重要で、いつだってそれを求めている」
カマーチョもメッシを決定的な仕事ができる選手と能力は絶賛しているが、やはりワールドカップを獲得していないことが気になる様子。アルゼンチンではディエゴ・マラドーナがワールドカップ制覇を果たしており、マラドーナVSメッシ論争になるとワールドカップが1つの違いになる。メッシには2022カタール大会を目指すチャンスも残されているはずだが、唯一足りないワールドカップを加えることができるのか。
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