常にFKを担当してきたロナウド photo/Getty Images
スペイン紙も悩むキッカー選び
これまでレアル・マドリードのフリーキッカーといえば、問答無用でクリスティアーノ・ロナウドが担当してきた。年々精度が落ちているのではないかとの指摘はあったものの、そんなものは関係ない。
ところが、昨夏にロナウドはユヴェントスに移籍。レアルは新たなキッカーを探さなければならないのだが、適任者が見つからない。スペイン『MARCA』は「フリーキックのスペシャリストをレアルが探している」と取り上げているが、確かに今のチームでフリーキックを武器としている選手はあまり多くない。
同メディアによれば今季もトニ・クロースやカゼミロなど、7人の選手がキッカーを担当している。いずれもゴールには繋がらず、今も明確なキッカーは決まっていない。レアルが公式戦でフリーキックを決めたのは今年1月のダニ・セバージョスが最後となっており、そのセバージョスも現在はアーセナルにレンタル移籍している。
キック精度で考えるならばガレス・ベイルが興味深い候補者となるが、ベイルは怪我の問題もあって一貫性に欠ける。ロドリゴ・ゴエスもフリーキックからゴールを狙える選手だが、まだロドリゴにそのような大役を任せるのは早すぎる。
ロナウドのフリーキックがなかなか決まらなかったこともあるが、レアルはチームとして直近5年間で191本のフリーキックを蹴って14本しか決まっていない。フリーキックのチャンスを活かすためにも、スペシャリストが必要なのだ。果たして誰が適任なのか、フリーキックを武器とする選手も今後の市場で狙っていくべきかもしれない。
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