差をつけられるヴィニシウス photo/Getty Images
序盤戦でついてしまった差
「ネイマールの後継者」との呼び名をつけられた選手は複数名いる。現在マンチェスター・シティで活躍するFWガブリエウ・ジェズス、欧州では結果を残せなかったガビゴルことFWガブリエウ・バルボサの2人も後継者と呼ばれていた時期があった。
今ならばレアル・マドリードに揃った19歳FWヴィニシウス・ジュニオール、18歳FWロドリゴ・ゴエスの2人が後継者候補として注目を集める。2人ともワイドな位置から個人で仕掛ける能力を持っており、10代プレイヤーながら世界的知名度も抜群のスター候補生だ。
先にブレイクしたのはヴィニシウスの方で、昨季はサンティアゴ・ソラーリの信頼を勝ち取ることにも成功した。しかし、現状はどうだろうか。スポットライトは今夏より合流したロドリゴの方に当たっており、ロドリゴは早くもレアルでポジションを掴もうとしている。
まだ序盤戦だが、ここまでの活躍ぶりを考えるとヴィニシウスとロドリゴの評価は完全に逆転したと言っていいだろう。大きな違いはロドリゴが右のウイングでも結果を残せる点にあり、左サイドで真価を発揮するヴィニシウスはエデン・アザールがいる以上スタメンを確保するのが難しい。
英『Football Fancast』は、ヴィニシウスとロドリゴのどちらが上かとアンケートを取っているが、実に83%の人はロドリゴが上と答えている。ヴィニシウスは驚くほど差をつけられることになり、この展開は開幕前には想像できなかったものだ。
そんな差をつけられたヴィニシウスに対し、同メディアは早くも移籍を提案している。レアルでじっとチャンスを待つよりは、出番が保証されているクラブへ向かうのも成長を止めない1つの手と考えているのだ。レンタル移籍の案もあり、とにかく成長するために安定した出場機会がほしい。
今後レアルがヴィニシウスをどう成長させるのか楽しみだが、ロドリゴのブレイクでプランが変わってくることは間違いない。早くもパリ・サンジェルマンがヴィニシウスに関心を示しているといった話題も出ていたが、ヴィニシウスの周囲はこれから騒がしくなってくるかもしれない。
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