昨季マンUで度重なる負傷に見舞われたサンチェス photo/Getty Images
英メディアがランキングを作成
選手の怪我は間違いなく所属チームにとって痛手だ。主力選手が長期離脱を強いられてしまえば、それだけ戦力が削られチームの順位が下がってしまう可能性が高くなる。
負傷して試合に出場することが不可能になったとしても、選手にはクラブから契約に則った週給がキッチリと支払われる。チームへの貢献に期待して高額なお金を払っているのに、その恩恵が受けられない。正直なところ、クラブとしては痛すぎる出費だろう。
では、昨季のプレミアリーグで最も負傷者に支払った金額が多いのはどのクラブか。
まず最も金額が少なかったクラブだが、これは昨季昇格組ながら7位と躍進したウォルバーハンプトンだ。同クラブが負傷者に支払った給料は88万9000ポンド(約1億2500万円)。これはチーム全体の給料の3.1%ほどの額で、彼らは比率的にも昨季最も効率よくチームを運用できたクラブとなっている。
中位から下位は全体の給料自体が上位に比べて少ないケースが多いため、リーグ戦最終成績が二桁順位のクラブも多い。しかし、そんな中で昨季3位に食い込んだチェルシーはビッグクラブでありながらも、今回のランキングはなんと10位。
そしてトップ2クラブは驚異の2000万ポンド超え。2位のマンチェスターシティは昨季国内3冠を達成したが、その一方で負傷者も続出。
最後に1位だが、これは2570万ポンド(約36億3000円)を支払ったマンチェスター・ユナイテッドとなっている。全体に対する比率はなんと24.4%。
はたして、今季このランキングはどのように変化するか。避けようと思って避けられるものではないが、自身のためにもクラブのためにも、選手は怪我をしたくないところだ。
『talkSPORT』が紹介したランキングは以下の通り(負傷者へ支払った金額/昨季リーグ戦順位)
1位:マンチェスター・ユナイテッド(2570万ポンド/6位)
2位:マンチェスター・シティ(2495万ポンド/1位)
3位:アーセナル(1985万ポンド/5位)
4位:ウェストハム(1464万ポンド/10位)
5位:トッテナム(1365万ポンド/4位)
6位:リヴァプール(1206万ポンド/2位)
7位:クリスタル・パレス(801万ポンド/12位)
8位:サウサンプトン(763万ポンド/16位)
9位:エヴァートン(672万ポンド/8位)
10位:チェルシー(657万ポンド/3位)
11位:ニューカッスル(622万ポンド/13位)
12位:ボーンマス(611万ポンド/14位)
13位:ワトフォード(505万ポンド/11位)
14位:ブライトン(447万ポンド/17位)
15位:バーンリー(427万ポンド/15位)
16位:ハダーズ・フィールド(417万ポンド/20位)
17位:レスター(390万ポンド/9位)
18位:フラム(368万ポンド/19位)
19位:カーディフ(330万ポンド/18位)
20位:ウォルバーハンプトン(88万9000ポンド/7位)
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