浦和レッズ時代の闘莉王 photo/Getty Images
センターバックとは思えぬ得点力
Jリーグでも史上1、2を争う熱い選手だったのではないか。サンフレッチェ広島、水戸ホーリーホック、浦和レッズ、名古屋グランパス、京都サンガF.C.でプレイしてきた元日本代表DF田中マルクス闘莉王が1日に現役引退を表明した。
闘莉王といえば2010南アフリカワールドカップでベスト16入りにも貢献した日本を代表するセンターバックであり、当時の大会では中澤佑二とともに鉄壁の最終ラインを形成した。
しかし、闘莉王の魅力は守備だけではない。その熱いハートとサイズ、さらには子供の頃に攻撃的なポジションをこなしていた器用さを活かして得点部分でも存在感を発揮できる特別な選手だ。日本代表でも中澤、闘莉王のハイタワーコンビは貴重な得点源となり、当時は今の日本代表よりもセットプレイに怖さがあった。
Jリーグ公式は闘莉王の引退を受けて「闘莉王のゴールTOP10」なる特集を組んでいる。Jリーグでのゴールをランキング形式で紹介しているが、相変わらずDFとは思えぬ得点感覚だ。
ヘディングだけではなく、巧みなヒールショットから柔らかいミドルシュートまである。ハートは熱く、頭は冷静に。それを体現するような存在と言っていいだろう。
リーグ戦で二桁得点を記録したシーズンもあり、闘莉王は日本のサッカーファンを何度も熱狂させてくれた。チームを強烈にまとめ上げるリーダーシップ、世界のアタッカーと戦える体の強さ、FWクラスの得点力と、闘莉王のようなセンターバックは今後の日本サッカー界に現れないかもしれない。
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— Jリーグ (@J_League) December 4, 2019
DFなのにリーグ戦104ゴール
闘莉王選手の歴代ゴール特集
\#JリーグTOP10
今回は、現役引退を発表した#田中マルクス闘莉王 選手の
DFらしからぬゴールを特集#Jリーグ
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