レアルで苦しんだカカー photo/Getty Images
厳しく振り返る10年の補強
銀河系軍団レアル・マドリードは数え切れないほど豪華な補強をおこなってきたが、2009年以降の新戦力ベストプレイヤーとワーストプレイヤーを選ぶならば、誰になるだろうか。
2019年の終わりも近づき、白い巨人ここ10年の補強を振り返ったのが米『ESPN』だ。
アンケートでベスト補強とワースト補強が決まる形式となっているのだが、まずベスト補強に選ばれたのはFWクリスティアーノ・ロナウドだ。ロナウドは90%もの得票を得ており、達成してきたことを考えると当然だろう。
一方でワースト補強の方は混戦だ。まずワースト3位には、2014ブラジルワールドカップ得点王のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(22%)が選ばれた。ワールドカップでの活躍から期待は大きかったが、ポジションは今も確保できていない。最近は怪我も増えており、期待を裏切ったとの評価は妥当か。
ワースト2位は、これまたビッグネームのFWカカー(23%)だ。2007年にはバロンドールも受賞した実力者だが、ピークは間違いなくミラン時代だった。レアルでは怪我の影響もあり、ミラン時代の輝きを見せることができなかった。
そしてワースト1位には、ドルトムントからやってきたMFヌリ・シャヒン(27%)が選ばれた。シャヒンも怪我に苦しんだ選手で、今ではレアルに所属していたことが忘れられてしまっているところがある。ドルトムントでの輝きは見事だったが、レアル挑戦はハードルが高すぎたか。
ワールドカップ得点王、バロンドール受賞者がワーストに入ってくるあたりはレアルの豪華さを示していると言えるが、2020年にはどのような補強を見せてくれるのか。サポーターが望むのは、もちろんロナウド以上のスーパーヒットだ。
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