ザルツブルクの奥川 photo/Getty Images
ザルツブルクで充実のシーズン過ごす
今では日本人選手が欧州でプレイするのも当たり前の時代となり、今季も多くの海外組が躍動した。
シーズンを通して目立った存在といえば、ボローニャDF冨安健洋、リヴァプールFW南野拓実、フランクフルトFW鎌田大地、ウエスカFW岡崎慎司、シュツットガルトMF遠藤航といったところか。
南野もリヴァプールでは結果が出ていないが、リヴァプール移籍のチャンスをゲットできたのは今季前半戦でザルツブルクの一員としてきっちりアピールできたからだ。ザルツブルク時代も含めれば今季のパフォーマンスは上々だろう。
しかし、彼ら欧州五大リーグ組だけが成功者というわけではない。話題に上がる機会は少なかったかもしれないが、他にも手応えを掴んだ海外組はいる。
その1人に挙げられるのがザルツブルクでプレイする24歳のFW奥川雅也だ。京都サンガのアカデミーで育ってきた奥川は、今季オーストリア国内リーグで9得点6アシストと大活躍。南野、アーリング・ハーランド、ファン・ヒチャンが去った今、ザルツブルクで中心プレイヤーの1人となるべきタイミングだ。
今季の海外組のパフォーマンスを評価した『Globo Esporte』も、今季の奥川について「京都のネイマールがチャンスを獲得した。彼にとって欧州でのベストシーズンであり、全てのコンペティション含め二桁得点は初めて」と絶賛している。
24歳という年齢を考えれば、このまま成長すれば日本代表入りも見えてくるはず。南野に続いて欧州五大リーグ行きの切符を勝ち取ることも不可能ではない。
大切なのは来季も継続できるかどうかだが、注目する価値はあるだろう。まずは南野のように欧州カップ戦にて結果を出したいところで、今後のステップアップに期待が集まる。
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