ドイツ代表でプレイするサネ photo/Getty Images
左サイドは渋滞する可能性も
2019-20シーズンに3冠を達成したバイエルンは、さらなる強化へマンチェスター・シティからドイツ代表FWレロイ・サネを加えることになった。攻撃力はアップすることになり、ますます手がつけられないチームになるかもしれない。
ただし、サネをどう活かしていくかは慎重に検討しなければならない。
マンCでは左のウイングを担当する機会が多く、サネはレフティーながら右サイドと左サイドの両方で力を発揮できるタイプのワイドアタッカーだ。今季のバイエルンの戦いぶりから考えると、右のウイングにセルジュ・ニャブリ、左にサネを配置するのがオーソドックスだろう。
しかし、サネを左サイドで起用する場合は気になることもある。それは左サイドバックとしてブレイクしたアルフォンソ・デイビスのオーバーラップを妨げるのではないかというものだ。
『90min』もサネが左サイドに張り出した場合、デイビスの攻め上がるスペースが制限されるのではないかと気にしている。サネが左サイドをこなすならば、中へ絞ってシャドーのような働きをこなす技術も求められる。
そう考えると、右利きのニャブリを左、左利きのサネを右に配する方が自然なのか。ただしニャブリは2019-20シーズンにリーグ戦で10のアシストを記録しており、右でプレイする方がアシストはしやすいのかもしれない。
ニャブリ、サネ、さらにデイビスの関係性にはハンジ・フリックも頭を悩ませることになるだろうが、バイエルンは最適解を見つけられるのか。この豪華な悩みを解決することが2シーズン連続3冠への課題だ。
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