マルセイユと揉めたPSG photo/Getty Images
CL準優勝から1か月で状況一変
チャンピオンズリーグ決勝へ進んだ歓喜から約1か月。早くもパリ・サンジェルマンを不穏な空気が包んでいる。
決勝ではバイエルンに敗れたものの、パリにとってチャンピオンズリーグ決勝まで進んだのは大きなステップだった。準優勝に終わったチームが次のシーズンに優勝するなんてケースもあるため、今季こそ頂点に立つとの考えがあるはずだ。
ところが、パリは国内リーグでいきなり躓いた。新型コロナウイルスの影響で主力数名を欠いての開幕となったことも影響しているが、10日にはランス相手に0-1で敗北。さらに13日には酒井宏樹と長友佑都が所属するマルセイユにも0-1で敗れてしまった。
しかもマルセイユ戦では両軍入り乱れての大乱闘があり、パリの方はレアンドロ・パレデス、レイヴァン・クルザワ、そしてネイマールの3人が退場処分を受けている。かなり苦いスタートになっており、米『ESPN』は早くもパリが危機的モードだと取り上げている。
もっとも国内リーグではパリの実力がずば抜けているため、開幕2試合を落としたくらいで状況は変わらない。今季も圧倒的な優勝候補はパリのままだ。しかし、チャンピオンズリーグ制覇を目指すならば早々にこの危機は脱しておかなければならない。16日にはメスとのゲームが控えており、ここは落とせない。
もちろん勝てないゲームが続けば、指揮官トーマス・トゥヘルの立場も怪しいものとなる。
昨季のパリは本物だったのか。今季はそれを証明する必要があり、まずは今季初白星が欲しいところだ。
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