アザールは今季こそ本来の姿を取り戻せるか photo/Getty Images
新エース候補はどこかで大爆発となるか
昨夏、レアル・マドリードが1億ユーロ(約122億円)もの移籍金を支払ってチェルシーから獲得した男は、未だ新天地でその真価を発揮することができていない。加入時にはクリスティアーノ・ロナウドの後を継ぐ新エース候補として期待をかけられていたはずだが、ベルギー代表FWエデン・アザールはいったいどうしてしまったのか。
それも度重なる負傷の影響だ。レアルに加入してからというもの、このウインガーはこの1年と少しの間になんと大小合わせて7度も負傷離脱を経験している。前の怪我が完治したら、またすぐに別の箇所を負傷する。結局、移籍初年度となった昨季の公式戦出場数は22試合のみ。エースとして期待されながらも、ほとんどチームの力にはなれなかったと言っていい。
そして、今季も現在は右足の筋肉系トラブルで試合から遠ざかる時間が増えているアザール。もはや、この男に期待をかけるだけ無駄なのだろうか。しかし、チームメイトのクロアチア代表MFルカ・モドリッチは、アザールが今季こそ真の姿を見せるはずと信じている様子だ。同選手はスペイン『as』へ、同僚について次のように話している。
「今はエデンにとって快適な状況とは言えないけれど、彼は自分が最高のうちの1人であるということを示すためにここへやって来た。今季はそれを証明してくれるはずだよ。
万全の状態のアザールがレアルに必要なのは間違いない。はたしてモドリッチの予言通り、ベルギー代表FWは今季こそ白い巨人の攻撃陣に違いをもたらしてくれるのだろうか。今のところは怪我でほとんどチームに貢献できていない“1億ユーロの男”だが、チームメイトはここからアザールが評価を大逆転させるはずと大きな期待を寄せている。