ボタフォゴの本田 photo/Getty Images
得点数は物足りない
来夏の東京五輪へ向けて若手選手たちも懸命にアピールを続けているが、オーバーエイジ枠を狙うベテラン組のパフォーマンスはどうだろうか。
話題性で気になるのはブラジルのボタフォゴ行きを決断したMF本田圭佑だろう。
ボタフォゴでは中盤の位置からゲームメイクで貢献しており、パフォーマンスは一定の評価を得ている。
ただ、絶賛すべきかは微妙なところだろう。攻撃の起点となることはあっても、まだ本田は再開してから得点もアシストも決めていない。
本田はボタフォゴにとって貴重なスター選手であり、加入した際もサポーターから大歓迎を受けた。そこから考えると、今の貢献度は十分とは言い難いかもしれない。
同じことはベテランのコートジボワール人FWサロモン・カルーにも言える。チェルシーなどでプレイしてきたカルーもスター選手だが、ボタフォゴに移籍してからの8試合で得点は僅かに1点のみ。
2-1で勝利した8日のパルメイラス戦では73分からピッチに入っているが、ブラジル『Fogaonet』もカルーがほとんど何もしなかったと手厳しい。
チームに勢いを与えているのは23歳のFWペドロ・ラウルや20歳のFWルアン・カストロ、21歳のMFカイオ・アレクサンドル、23歳のFWマテウス・バビといった若い選手たちとも言える。
同メディアも本田とカルーの貢献度には少しの疑問があるようだが、本田は今の東京五輪世代に必要な存在なのか。オーバーエイジ枠の争いは激しいだけに、現状を冷静にみていく必要がありそうだ。