得点を重ねている浅野 photo/Getty Images
今季18得点目を決めた浅野
セルビア・スーペルリーガの第32節でパルチザンとマチュバが対戦。浅野拓磨が今季18得点目となるゴールを決めて欧州主要1部リーグ得点記録を更新した。
そんな浅野の来シーズンはどうなるだろうか。得点王まで獲得した場合は、欧州でも注目が集まるのではないか。今回は浅野が所属するパルチザンからビッグクラブへ移籍を果たした選手を紹介しよう。
得点王を獲得して欧州のビッグクラブへ移籍した選手で挙げるならば、マテヤ・ケジュマンだ。彼は1998-99シーズンに28得点を挙げて得点王に輝く。すると翌年はPSVに移籍し、エールディヴィジでも得点王を獲得。その後チェルシーへ加入し、アトレティコ・マドリードなどでもプレイしている。
ステヴァン・ヨヴェティッチもパルチザンからビッグクラブへ移籍した1人だ。わずか16歳でトップデビューしたヨヴェティッチは、パルチザンで活躍後、フィオレンティーナへ加入。イタリアでの活躍が認められ、マンチェスター・シティへ移籍した。
パルチザンからフィオレンティーナへ移籍したケースとしてアデム・リャイッチも挙げられる。フィオレンティーナで活躍が認められてローマへ移籍。その後、インテルやトリノに加入するなどイタリアでキャリアを過ごし、現在はトルコのベシクタシュに所属。香川真司とも一緒にプレイしていた。ラザル・マルコビッチも現在はパルチザンへ戻っているが、パルチザンで活躍してベンフィカへ移籍。その後、リヴァプールにも加入するなどビッグクラブへステップアップを遂げている。
このように見ていくと、セルビアからオランダやポルトガルなどを経由して4大リーグへ移籍するパターンか、イタリア国内から活躍するパターンの2つに分けられる。これを見ていくと未経験のイタリアへ挑戦するケースが良いのではないか。浅野はブンデスリーガでの経験はあるが、セリエAでのクラブでの経験はない。イタリアでの挑戦も可能性としてあり得るだろう。
イタリアでは現在、吉田麻也や冨安健洋が在籍しており、過去にも長友佑都や本田圭佑などが在籍していた。