好調な磐田を引っ張るルキアン photo/Getty Images
現在7得点を決めており、得点王ランキング2位に付けている
昨季に続いてJ2での戦いとなっているジュビロ磐田。今季こそは昇格を望むファンの声が多い中、チームのエースストライカーであるルキアンが爆発している。
ブラジルでキャリアをスタートさせたルキアンはその後、韓国、タイを渡り歩き2019年に磐田に加入した。昨季は31試合で10ゴールと好成績を収め、今季もここまで7ゴールと、早くも昨シーズンを超えそうな勢いでゴールを量産している。また、3月のレノファ山口戦から5戦連続でゴールを決めており、乗りに乗っている選手である。
磐田が採用している[3-4-2-1]の最前線で起用が多いルキアンは当たり負けしない強靭な体を持っており、相手の厳しい寄せをものともせず、前線でボールを収められる優秀なプレイヤーである。また、ヘディングでのシュートがうまく2得点を挙げた相模原戦では相手にマークされながらも、関係ないと言わんばかりに得点を奪って見せた。
22日に行われた大宮戦でも試合を通して厳しいマークに遭い、ゴール前では普段通りのプレイをさせてもらえず、サイドに流れて攻撃に参加する形が多かったが、そこでは持ち前の俊敏性も見せて好機を生み出していた。
そして後半76分、大宮相手に勝ち越され苦しい展開となるも、右サイドから松本昌也のクロスにルキアンが合わせて試合を振り出しに戻した。このシーンでもペナルティエリア内にいたルキアンは相手DF2人に寄せられながらもゴールを決めており、改めて空中戦での強さを実感させられた。
その後は山田大記が逆転弾を挙げ、大宮に3-2で白星を挙げる結果となった磐田。次節はアウェーでのモンテディオ山形戦となっており、ルキアンの6戦連続弾に期待が掛かる(データはJリーグ公式より)。