サントスで頭角を現すジョルジ photo/Getty Images
今夏の欧州行きはあるか
サッカー界の歴史において、ブラジル出身のプレイヤーは様々なビッグクラブで重要な役割を担ってきた。現代でその代表的な選手といえばパリ・サンジェルマンに所属するFWネイマールだろう。
そんなネイマールの系譜を継ぐテクニシャンが、今夏またもブラジルから欧州へと活躍の場を移すのだろうか。今日におけるカナリア軍団のエースを輩出したサントスに、新たなスター候補生が登場している。その名はカイオ・ジョルジ。まだ19歳のプレイヤーだが、彼には夏の移籍市場における欧州ビッグクラブ行きの可能性が浮上している。
ブラジル国内では、すでに“NEXTネイマール”や“ロナウド2世”の異名を取るレベルにまでその知名度を向上させているジョルジ。優れたテクニックを備える彼は両足で遜色ないレベルのキック精度を誇り、チャンスメイカーとフィニッシャーの役割を同時にこなすことができる。力強さとスピード感を兼備するドリブルも魅力的で、フットサル仕込みの細かなボールタッチも併せた突破は19歳のそれとは思えないほどに滑らかだ。
そんなブラジルで評価急上昇中のジョルジには、現在アーセナルやチェルシーといったイングランドの強豪クラブが獲得に興味を抱いているという。英『Daily Mail』によると、両クラブはすでにこのティーンエイジャーはプレミアでも通用すると考えており、前線のポジションならどこでもプレイ可能なユーティリティ性も高く評価しているようだ。
まだ欧州での知名度こそ低いかもしれないが、2019年夏にイトゥアーノからアーセナルへ移籍してブレイクしたFWガブリエウ・マルティネッリの例もある。