「イニエスタも……」 バルサの若手ブームに乗り遅れた21歳M...の画像はこちら >>

バルセロナで十分な出番を掴めなかったプッチ photo/Getty Images

モリバ、ペドリに先を越される

今季のバルセロナは若手の活躍が目立ち、中盤ではぺドリ、最終ラインではロナウド・アラウホなど、クラブの将来を託せる若者たちが存分に躍動した。

怪我をするまで特大のインパクトを放っていたFWアンス・ファティを含め、バルセロナの未来は明るいと言えよう。



そんな若手大ブームの中において、やや波に乗り切れなかったのが21歳のMFリキ・プッチだ。

中盤でぺドリがブレイクする中、プッチはリーグ戦で2試合しか先発できなかった。プレイタイムは281分間に留まっており、指揮官ロナルド・クーマンの信頼を勝ち取ることができていない。

しかも今季は18歳の大型MFイライクス・モリバがカンテラ(下部組織)から昇格し、年明けからリーグ戦で536分間もプレイ。1得点3アシストの成績を残している。プッチとしては、18歳の選手が自分よりプレイタイムを得ている現状は辛いだろう。

バルセロナを離れてプレイタイムを確保する手もあるが、かつてバルセロナで黄金期を築いた現マンチェスター・シティ指揮官ジョゼップ・グアルディオラは我慢を促している。米『ESPN』によれば、粘り強く戦えばプッチにもチャンスが来るとグアルディオラは語っている。

イニエスタも24歳まではスタートしなかった。プッチは強い青年だし、クオリティもある。粘り強さの問題だ。決意を持って進み続ければ、フットボールは常に応えてくれる」

イニエスタのスタメン定着はもう少し早かったが、トップ昇格当初に途中出場が多かったのは確かだ。
当時はロナウジーニョが絶対的なエースで、シャビ・エルナンデスやデコもいた。イニエスタも最初は途中出場からアピールを続けたのだ。

プッチは時折イニエスタと比較されることもあり、テクニックはある。21歳という年齢を考えれば焦る必要はなく、いつか大舞台でチャンスが巡ってくるはずだ。

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