レギュラー奪取狙いたいバルベルデ photo/Getty Images
昨季以上の活躍に期待
カゼミロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチ。レアル・マドリードでは今もこの中盤トリオが圧巻の存在感を放っているが、若い選手たちはここに割って入れるだろうか。
レギュラー奪取へ奮起が期待されるのは、23歳のウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデだ。
バルベルデは以前から高い評価を得ていたが、昨季は怪我や新型コロナウイルスの影響で離脱した期間があった。その間に大先輩のモドリッチが評価を高めたこともあり、レギュラー奪取は届かぬ目標となってしまった。
モドリッチは今夏のEURO2020でもハイレベルなパフォーマンスを見せており、35歳になった今も大きな衰えは見られない。新シーズンもバルベルデにとっては強烈なライバルとなるだろう。
さらに最近のレアルではアーセナルにレンタル移籍していたMFマルティン・ウーデゴーに注目が集まる機会が多く、テクニックある華やかなMFとしてはウーデゴーの方がバルベルデより目立つのは間違いない。
しかし、バルベルデにはクロースやウーデゴーが持たない縦への馬力など別の魅力がある。その能力はレアルにとって欠かせないものとなっていくはずで、新シーズンこそはフル稼働して先輩を脅かしてほしい。