琉球で存在感を示せるか(写真はイメージ) photo/Getty Images
琉球で成長を続ける武田
今夏浦和レッズからFC琉球へレンタルでの加入が決まった武田英寿。前半戦では浦和でも出場機会を得ていたプロ2年目の成長株のまさかのJ2移籍となったが、自らの持ち味を活かして定位置を確保している。
今季序盤から上位争いを続けるFC琉球。しかし怪我人も多く厳しい台所事情ながらチームに加入した武田は、琉球で司令塔として攻撃をけん引する。
デビュー戦となったJ2の第24節ギラヴァンツ北九州戦では後半から途中出場すると、1点ビハインドの68分に直接FKを沈めてプロ初ゴールをマーク。第26節のモンテディオ山形戦では、相手のミスにつけ込み先制となる得点を決めるなど結果でもチームに貢献している。
高精度なキックとセンスを披露してトップ下で攻撃を司る武田。また攻撃だけではなく守備でも運動量豊富に動き回り、3試合ながらタックル成功率は100%と攻守にわたって武田の存在感を示している。
昨季は小泉佳穂が中心としてチームを支えた。そんな小泉は、今は浦和の中心として輝いているが、その浦和から来た19歳が今季の琉球を支える存在となるだろう。J1昇格へ向けて彼の活躍は必要不可欠だ。