日に日にチェルシーでの存在感が増しているクリステンセン photo/Getty Images
トゥヘルの下で絶対的な存在へ
かつてはどこか頼りないイメージもあった下部組織出身のセンターバックは、いつしかチェルシーの最終ラインに欠かせない存在となった。そう言って差し支えないほど、近頃の若きデンマーク代表DFはブルーズで逞しい姿を見せている。
そのデンマーク代表DFとはアンドレアス・クリステンセン(25)だ。かつてマウリツィオ・サッリ体制下では出場時間を減らすこともあったが、同選手はボルシアMGへのレンタル移籍などを経てより完成されたセンターバックとなった。その後はフランク・ランパード体制下で出場機会を取り戻しつつ、昨季途中から就任したトーマス・トゥヘル監督のチームでは最終ラインの主力に。特に今季の成長は著しく、3バックシステムに完全に適合した同選手はブルーズにとってかけがえのない選手となっている。
そして、その頼もしさはスタッツにも表れている。データサイト『SofaScore』によると、今季ここまでのリーグ戦3試合でクリステンセンが記録したクリア数(14回)と空中戦勝利数(7回)は、いずれもチェルシーに所属するDF中トップの数字なのだという。
「私は彼をとても信頼しているよ。間違いなく、トップレベルのDFだ。本当にトップと呼ぶにふさわしい男だね。素晴らしいキャラクターを持っているし、次第に自信も深めている。その成長を見るのが、私は本当に楽しみなんだ」(英『talkSPORT』より)
そんなクリステンセンに関しては、トゥヘル監督も現地時間28日に行われたリヴァプール戦後にこのような言葉を残している。
ここまでプレミアでわずか1失点のチェルシー守備陣を支える25歳のセンターバック。まだまだ成長が止まりそうにないクリステンセンのプレイからは、今後も目が離せない。