PSG戦で果敢なプレイを披露し続けたラング photo/Getty Images
PSGを苦しめたヤングアタッカー
現地時間15日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節にて、“スター軍団”パリ・サンジェルマンと対戦したクラブ・ブルージュ。試合前、おそらく多くの人はPSGの勝利を信じて疑わなかったのではないだろうか。
しかし、そんな予想はあっさりと裏切られた。PSGの連係がイマイチだったことは否めないが、クラブ・ブルージュの選手たちはスタジアムに詰め寄せたファンの後押しを受けて奮闘。PSGに先制こそ許したものの、ホームチームは27分にベルギー代表MFハンス・ファナケンのゴールで追いつき1-1のドローに持ち込んでいる。
優勝候補相手に貴重な勝ち点1を奪ってみせたクラブ・ブルージュ。そんな同クラブのなかでもひときわ輝いていたのが、背番号10のU-21オランダ代表MFノア・ラング(22)だ。この試合でフル出場を果たした22歳は、格上相手でもお構いなしといった様子で飄々と随所に効果的なドリブルを披露。ゴールにこそならなかったが、バイシクルシュートでPSGゴールを脅かす場面もあり、ラングは自分の持ち味を遺憾なく発揮した。そのプレイぶりに加えて容姿やアンダーシャツの着こなしも相まって、彼の姿にどこか若き日のネイマールを想起した人もいたはず。言うなれば、ラングは“オランダのネイマール”といったところか。
同じ試合で本家が新ユニットの連係構築に四苦八苦する一方で、加入1年目ながらチームにうまく溶け込んでいる姿を見せた“オランダのネイマール”。