守備力だけでいえばウォーカーは右サイドバックでワールドクラスの選手だ photo/Getty Images
彼の代役は見つけられるのか
魔の3連戦の初戦であるチェルシー戦に勝利し、アウェイのパリ・サンジェルマン戦に臨んだマンチェスター・シティ。昨季はCLで2勝しており良いイメージのあった相手だが、前半早々に失点。
難しい試合となったが、守備陣は決して悪くなかったか。試合を通じて2失点となったが、PSGの得意とするカウンターは何度も止めており、攻撃陣の奮闘があればまた結果は変わっていたのかもしれない。
特に右サイドバックで先発を果たしたカイル・ウォーカーはさすがの守備力を見せた。対峙する選手はテクニックあり、スピードありとワールドクラスのドリブラーであるネイマールだったが、一歩も引かずに応戦。持ち前の爆発的なスピードを生かした対人守備はネイマール相手にも通用しており、ピンチを回避している。データサイト『WhoScored.com』によれば計5回のボール奪取を記録しており、右サイドを制圧した。2失点目のシーンではウォーカーは逆サイドを守っており、同サイドにメッシがドリブルしていれば防げていたのかも知れないと思わせるほど安定した守備を見せている。
ウォーカーの好守も報われず敗戦となったマンC。週末にはリヴァプール戦、CLグループステージ3戦目はPSGに引き分け、ライプツィヒを倒したクラブ・ブルージュ戦を控えており、ウォーカーにはまだまだ働いてもらう必要がありそうだ。