バロンドールに惜しくも届かなかったレヴァンドフスキ photo/Getty Images
21世紀に入ってからブンデス組の選出がない
リオネル・メッシの壁はまたも破れなかった。
今年のバロンドールはバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキがふさわしいのではないかとの声も多かったが、最終結果はレヴァンドフスキが2位。
これに反応したのはバイエルンのチームメイトであるFWトーマス・ミュラーだ。
独『Sport 1』などによると、ミュラーも当然ながらレヴァンドフスキをプッシュしていたのだ。
「バロンドールの結果は残念だった。2013年にリベリに起きたことと似ているね。ただ、これは僕にとって大きなモチベーションになる。チャンピオンズリーグをミュンヘンへ取り戻し、ドイツサッカー界が世界に何を提供できるか見せるためにね。来週のバルセロナ戦はチャンスだよ」

当時のリベリ&ロッベンも届かず photo/Getty Images
2012-13シーズンも世界を支配していたが……
バイエルンは2012-13シーズンと2019-20シーズンに3冠を達成している。しかし2013年のバロンドールはクリスティアーノ・ロナウドが受賞し、当時バイエルンでプレイしていたフランク・リベリは3位だった。
2020年は新型コロナウイルスの影響もあってバロンドールの選出がなく、3冠を2度達成しながらもバイエルンからはバロンドール受賞者が出なかったことになる。
ブンデスリーガでプレイする選手が最後にバロンドールを手にしたのは、1996年のマティアス・ザマー(ドルトムント)が最後だ。
21世紀に入ってからはバイエルンGKオリバー・カーン、マヌエル・ノイアー、FWリベリ、レヴァンドフスキらが惜しいところまでいったが、いずれも逃している。
サポーターとしては受け入れられないところもあるだろう。得点ペースならばレヴァンドフスキの方がメッシを上回っていたと言える。パフォーマンス的には申し分なかったはずだ。
レヴァンドフスキには来年への期待もかかるが、ブンデスリーガでプレイする選手がバロンドールを手にするのはいつになるのか。