ネイマールもPSGに大きく貢献してきた選手だが…… photo/Getty Images
チームのバランスを考慮すると……
7日にチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節でクラブ・ブルージュと対戦したパリ・サンジェルマンは、キリアン・ムバッペとリオネル・メッシが2ゴールずつ決めて4-1の勝利を収めた。
格下相手に最終節できっちり勝利できたのは大きいが、話題は別のところにある。
今夏にメッシを加えたパリはムバッペ、メッシ、ネイマールの3枚を前線に並べる豪華な布陣を敷いており、この3人にはMNMなんてユニット名まである。
しかし『EuroSport』は、今回のブルージュ戦の勝利からネイマールを外した方がバランスを取れるのではないかと主張している。
これは賛否両論分かれるだろう。ブルージュは格下であり、リーグ戦の方ではネイマールを欠いた直近のニース戦とランス戦の両方をドローで終えている。
ただ、問題は指揮官マウリシオ・ポチェッティーノの選択肢が限られていることだ。ネイマール、メッシ、ムバッペのトリオがコンディション良好の場合、この3人を先発させる以外に選択肢がない。個性が強いスター3人の誰かをベンチへ置く判断はなかなかにハードルが高い。特にチャンピオンズリーグのような重要な戦いとなれば尚更だ。
メッシ、ムバッペ、ネイマールを並べる場合は守備のバランスを問題視する意見もあり、バランスを考えるならば1枚外すのも手だ。今回のブルージュ戦ではネイマールが欠場したため、アンヘル・ディ・マリア、マルコ・ヴェッラッティ、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、イドリッサ・ゲイェの4枚が先発しており、同メディアはこちらの方が自慢の3トップを並べるよりバランスが取れているとの見方だ。
ポチェッティーノとしては頭の痛い問題で、ネイマールが戻ってきた際にはメッシ、ムバッペと同時起用するしかないだろう。