レアルの攻撃を組み立てるクロース photo/Getty Images
レアルの成功をピッチの真ん中から支え続けてきた
以前のレアル・マドリードではガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドで構成されるBBCが目玉の1つになっており、このユニットはチームに多くのタイトルをもたらした。
レアルのBBC、バルセロナのMSNは2010年代のサッカー界を引っ張る存在だったが、スペイン勢ではもう1つ見逃せないユニットがある。
レアルの中盤を長く支配するカゼミロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチで構成されるユニットで、頭文字を取るならばCKMか。
モドリッチは2012年から、クロースは2014年から、カゼミロはFCポルトへのレンタル移籍を経て2016年より主力となった。このトリオは今も絶対の主力で、チャンピオンズリーグ3連覇などチームをピッチの中央から支え続けてきた。
モドリッチは36歳の今も衰えない photo/Getty Images
代わりはそう簡単には見つからない
モドリッチはクラブ通算409試合、クロースは336試合、カゼミロは309試合に出場しており、2010年代のレアルを語るうえで欠かせない存在だ。
ロナウドが退団した直後のシーズンもレアルは苦戦したが、おそらくはこのトリオが解体された時も苦労することになるだろう。チームにはフェデリコ・バルベルデやエドゥアルド・カマヴィンガなど若い実力者も揃っているが、この3人の代わりを務められる人材はまだ見つかっていない。
世界を見てもクロースほどゲームをコントロールできる選手も見当たらず、モドリッチほどのテクニシャンも少ない。カゼミロも今や世界を代表する守備的MFだ。
このユニットも史上最高クラスの中盤トリオと言っていいはずで、もっと評価されてもいいユニットだろう。

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